1996年にGM食品(作物)が日本に輸入されるようになって、ことしで20年が経過している。
今や、GM食品に対する反対運動は世界的なものとなっており、その様式は多様です。米国や日本では市民的な運動が主体だが、欧州では環境保護団体や市町村に相当する自治体などが主体的に動いている。また、第三世界では農民、主婦層などが主体となっている。
GM作物は世界の経済にも大きな意味を持っており、現在、日本ではTPPが、欧州ではTTIPが問題になっている。
日本で行われているGMナタネの自生調査は、世界的にもユニークなもの。全国的な調査は2005年にはじめられているが、以来、学術的にも新しい発見が次々なされている。
国際的な連帯として、今年5月、ベルリンでGMOフリーゾーンの欧州会議が行われ、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンも参加してきた。11カ国400人の参加があり、世界的な規模といえる。
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