モンサント社とたたかうカナダの農家
       パーシー・シュマイザーさん
(1931年1月5日〜2020年10月13日)
パーシー・シュマイザーさんが2020年10月13日、89歳で亡くなられました。
謹んでご冥福をお祈りします。

カナダ、サスカチュワン州ブルーノに生まれ、菜種の育種と生産に生涯をかけたシュマイザーさん。
巨大アグリバイオ企業モンサント社に、真正面から立ち向かい、決して屈することのなかったシュマイザーさん。

ひとりの偉大な活動家を亡くし、残念でなりません。シュマイザーさんが伝えてくれた正義を貫き通す勇気を、わたしたちひとりひとりの市民・農家が受け継いでゆこうと思います。

あらためて、シュマイザーさん、ありがとうございました。

北米では、GM作物の台頭がめまぐるしく進んでいます。これはひたすら米国の経済戦略の武器として、GM作物が位置づけられているのが第一の理由でしょう。

今、北米で起こっている生物の特許をめぐる闘いは、いずれ国際間の貿易、世界の農業に対しておおきく関わってくる問題といえます。

バイテク企業の種子支配が、農家の「自らの種を自らで守る」という本来的な権利をも奪おうとしています。

これは一企業、一大国の世界支配にもつながりかねない大きな問題として捉えなくてはなりません。


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