既に始まっている日本のGM汚染

トウモロコシの種子汚染 日本の種はアメリカGM汚染地域産

 

文:山田勝巳

 

春の作付け真っ盛りですが、この中にアメリカ産のトウモロコシの種が混じっています。もう10年来トウモロコシの種は、飼料用デントコーンも食用のスイートコーンもアメリカで栽培したものを日本で使うということが行われてきました。最近は、殆どがアメリカ産で、それもアメリカの種苗会社から日本の種苗会社が購入したものが大部分です。生産地も今GM汚染が騒がれている東部、中西部のものがほとんど。

現在、日本の種苗店、スーパー、ホームセンターなどで売られているトウモロコシは生産地表示は全てアメリカです。飼料用も調べたところでは、全てアメリカ産。産地も上述したところがほとんどでオレゴンという例外もありました。アメリカ全土でGMO汚染のない種子はないと言われる現状で日本に来ている種子は安全といえるのでしょうか。

可能性としては、アメリカで遺伝子組み換えコーンの一般圃場栽培が始まった次の年くらいから徐々に汚染種が入ってきていたことになります。そして1999年産の2000年用種子はスターリンクの汚染も考えられるのです。

知らぬが仏とは言え、重大なミスといえます。

検査・調査して、実体を明らかにし、拡散を防がなければなりません。収穫物の検査も必要でしょう。

これによる健康被害や影響が、そうとは認識せずに起きていたかもしれないのではないでしょうか。

日本ではGM作物の栽培は許可されていません。スターリンクに限らず、どんなGMも栽培は避けなければなりません。

 

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