千葉県知事 御中
(農林水産大臣へも同文)
千葉県有機農業推進連絡会
質問状
7月26日の茨城県谷和原村でのGM大豆開花後1週間近く放置された件について私たち千葉県でも重大な関心を持ってみております。
遺伝子組み換え植物は、一旦自然環境に放たれると回収が不可能です。有機農業では遺伝子組み換えは認められませんし、JAS法においても禁止されています。今回のように開花後一週間もなんら花粉飛散防止措置を取らず、放置された事実は有機農業にとっても遺伝子組み換えを望まない消費者へ農産物供給をしている農家にとっても脅威です。
農林水産大臣及び千葉県知事に置かれましては次の事項についてどのようになされているのか現状を確認させてください。
1.何処で誰がどのような遺伝子組み換え植物栽培試験をしているのかをどのように把握しているのか。
一覧表をご提示願いたい。
2.栽培認可されているものについての、花粉飛散防止や遺伝子汚染防止は認可時にどのように審査されたのか。
3.遺伝子組み換え作物を栽培しようとするものの遺伝子汚染防止義務付けは法的にどのように明記されているのか。
4.汚染防止義務を怠って汚染を起こした場合賠償責任はどのようになっているのか。
5.汚染範囲の特定と汚染の回収についてはどのような規定になっているのか。
6.上記の遺伝子汚染防止に関する法整備が無いとすれば重大な消費者や農民の人権侵害に相当すると思われ、日本農業と環境への重大な脅威となるので早急に法整備が必要と思うが如何でしょう。
また、栽培認可した全品目についても、上記の内容を踏まえた見直しが必要と思われますが如何か。
7.今後の汚染防止策と責任を明確に示していただきたい。
以上