資料 トウモロコシ種子の検査で検出された遺伝子組換えコーンの特性 (1)
名称 |
開発企業 |
目 的 |
導入遺伝子 |
認可状況 |
その他 |
NK Bt-11 |
Northrup King Co. |
アワノメイガ (ECB)耐性 除草剤 グルフォシネート耐性 |
Cry1Ab遺伝子(Bt) プロモーター:CaMV-35S イントロン:Corn IVS-6 ターミネーター:NOS PAT遺伝子(除草剤耐性) (土壌細菌 Streptomyces viridochromogenesから分離) プロモーター:CaMv35S イントロン:Corn IVS-2 ターミネーター:NOS 遺伝子の発現は植物体全体 若い葉(28.87μg/g) 成熟期の葉(15.23μg/g) 種子(4.76μg/g) |
カナダ(栽培、食用、飼料1996年) 米国(栽培、食用、飼料1996年) EU(1998年輸入と利用認可、栽培は禁止) スイス(食用、飼料1998年、栽培は未認可) 日本(飼料・食用1996年、食用2001年再認可、栽培は未認可) アルゼンチン(1998年)認可申請中 |
導入前の親株 は(X4334CBRとX4734CBR) |
E-176 |
Novartis |
アワノメイガ (ECB)耐性 除草剤 グルフォシネート耐性 |
Cry1Ab遺伝子(Bt)2個導入 一個目: プロモーター:緑葉発現プロモーター ターミネーター: CaMV35S PolyA配列 二個目: プロモーター:花粉発現プロモーター ターミネーター: CaMV35S PolyA配列 PAT遺伝子(除草剤耐性) (土壌細菌 Streptomyces viridochromogenesから分離) プロモーター:CaMV35S ターミネーター: CaMV35S PolyA配列 抗生物質耐性遺伝子 (アンピシリン耐性:大腸菌 プロモーター:植物では発現せず 遺伝子の発現 生育初期に強く発現し、次第に弱くなる(0.596〜3.029μg/g) 根と種子:ほとんど発現せず |
カナダ(1995年食用、1996年飼料、栽培) 米国(1995年食用、飼料、栽培) EU(1997年食用、飼料、栽培) 日本(食用1996・2001年再認可、 飼料1996年、栽培未認可) デンマーク(1997年食用のみ) アルゼンチン (1996年栽培、1998年食用、飼料) オランダ(1997年食用、飼料) スイス(1997年食用、飼料) イギリス(1997年食用) ドイツ (1997年の認可を2000年2月取消し) |
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T-25 |
AgrEvo(現在は、 AventisCropScience) |
除草剤 グルフォシネート耐性 (商品名LibertyLink) |
PAT遺伝子(除草剤耐性)1個 (土壌細菌Streptomyces viridochromogenes から分離) プロモーター:CaMv35S ターミネーター:CaMv35S |
アメリカ(1995年食用飼料、栽培) カナダ(栽培・飼料1996年、食用1997年) EU(食用、飼料1998年、栽培未認可、 但しスイスは飼料のみ認可) アルゼンチン(1998年栽培、食用、飼料) 日本(飼料1997年、食用1997年・2001年再認可、栽培は未認可) |
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GA-21 |
Monsanto |
除草剤 グリフォサート耐性 |
mEPSPS遺伝子:(コーンのEPSPS遺伝子を改変した除草剤耐性遺伝子)にヒマワリのRuBisCo遺伝子の一部(CTP)を結合したもの。 4個連続挿入(3個完全、 1個断片化で不活性) プロモーター:イネのアクチン遺伝子のプロモーター(第1イントロンを含む) ターミネーター:NOS3‘ |
アルゼンチン(栽培のみ1998年) オーストラリア(食用2000年) カナダ(栽培1998年、食用1999年、 飼料1998年) 日本(栽培1998年、食用1999年・2001年再認可、飼料1999年) アメリカ(食用、飼料1996年、 栽培1997年) イギリスその他EU(未認可、審査中) |
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MON810YG |
Monsanto |
ECB (アワノメイガ)耐性 (商品名YieldGuard) |
Cry1Ab(Bt)遺伝子:1個 プロモーター:CaMv35S(E35S) イントロン:コーンhsp70 ターミネーター:NOS3‘ Cry1Ab蛋白質の発現量 (葉:9.35μg/g, 種子0.31μg/g) |
アルゼンチン(食品・飼料・栽培1998年) オーストラリア(食品2000年) カナダ(食品・飼料・栽培1997年) EU(食品・飼料・栽培1998年) 日本(食品・飼料1997年、2001年再認可 栽培未認可) 南アフリカ(食品・飼料・栽培1997年) スイス(食品・飼料2000年) アメリカ(食品・飼料1996年、栽培1995年) |
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注:日本以外で栽培認可とある場合、試験栽培か一般圃場での栽培かは不明。
検査:ストップ遺伝子組換え汚染種子ネット
作成:2001年7月12日 河田昌東
トウモロコシ種子の検査で検出された遺伝子組換えコーンの特性 (2)
名称 |
開発企業 |
目的 |
導入遺伝子とその発現など |
認可状況 |
その他 |
CBH351 SL (スターリンク) |
AgRevo社 (現在は Aventis・CropScience社) |
害虫耐性 (アワノメイガ) 除草剤耐性 (グルフォシネート) 抗生物質耐性 (アンピシリン) |
構造遺伝子:cry9c(Bt)、殺虫遺伝子 プロモーター:CaMV 35S CTP :ペチュニア葉緑体から 終止配列:CaMV 35S PolyA この遺伝子セットが1組以上 構造遺伝子:bar(PAT) グルフォシネート耐性 プロモーター:CaMV 35S 終止配列:NOS3’ 植物ガンウイルス この遺伝子セットが4組以上 構造遺伝子及びプロモーター :bla (アンピシリン耐性) :ori (プラスミド複製開始配列) 大腸菌より(植物では発現せず) |
アメリカ (飼料、栽培:1998年) 2000年5月認可取消し その他の国では未承認 |
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T14 |
AgRevo社 (同上) |
除草剤耐性 (グルフォシネート) ブランド名:リバテイー・リンク(LL) 抗生物質耐性 (アンピシリン) |
プロモーター:CaMV35S 構造遺伝子:bar(PAT) グルフォシネート耐性 終止配列:CaMV 35S PolyA これらが3組 構造遺伝子及びプロモーター :bla (アンピシリン耐性) :ori (プラスミド複製開始配列) 大腸菌より(植物では発現せず) |
アルゼンチン(食・飼・栽:1998) カナダ(食:1997、飼:1996) EU(食・飼:1998) 日本(食・飼:1997) アメリカ(食・飼・栽:1995) 日本での国内栽培未認可 |
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注:日本以外で栽培認可とある場合、試験栽培か一般圃場での栽培かは不明。
検査:週刊『金曜日』買ってはいけない基金、ストップ遺伝子組換え汚染種子ネット
作成:2001年10月19日 河田昌東