種子への遺伝子組み換え体汚染実態調査

    2001.7.19

ストップ遺伝子組み換え汚染種子ネット

 

国名

種子

会社

種子名

結果

検出されたGM種

栽培

認可

5/22

オーストリア

ビスカ

 

 

オーストリア

ディアHT

 

 

フランス

ロイアルデントヒット85(TH9843)

 

 

フランス

オーガスM丸13KWS85

 

 

アメリカ

ニューデント100DK483

NK BT11   0.11

     NovMyc E176 

      0.1%未満

未認可

未認可

6/8

アメリカ

TSデント115405G

 

 

アメリカ

ロイヤルデントTX105366G

 

 

6/11

アメリカ

スノーデント110DK567

 

NK BT11 0.1%未満

AgrEvo T25  0.1%未満

Mon GA21 RR 0.1%未満

未認可

未認可

98

アメリカ

スノーデント115(アラミス)

 

 

 

6/15

アメリカ

ゴールドデント105DK514

・Mon810 YG  0.1%未満

・Mon GA21 RR 0.1%未満

未認可

98

フランス

ゴールドデント114KD640

 

 

フランス

ゴールドデント110KD620

 

 

6/18

アメリカ

スノーデント120X(DK727

 

 

アメリカ

ニューデント110B(DK540

0.1%未満・品種特定中

 

6/8

アメリカ

混合

スウィートコーン(P235・C901412

 

 

 ※検出のGMは別紙にて解説

種子のGM汚染について (訂正 K社3品種中2品種はフランス産でした)              

昨年、ヨーロッパでカナダから輸入したナタネ種子でGM汚染が大問題となって以来、今年もヨーロッパの各国で種子のGM汚染が確認されています。アメリカでも3月、アレルギーを引き起こす恐れがあるとして問題となっているGMトウモロコシ・スターリンクの種子への汚染が大規模に調べられた結果、今年作付け予定のトウモロコシ種子の5%、全米281社の種子会社のうち77(27)に種子汚染のあることが分りました。スターリンクに限らず、GMは当初懸念されたように、予測よりはるかに広範に花粉が飛散し『GM混入のない種子が保証できない』『多種類のGMの混入』が問題となり始めているのです。日本では国内栽培の作物にアメリカ産の種子を輸入しており、汚染は当然アメリカの実態に準じていると考え、今回種子の汚染実態を検査しました。が、アメリカ産デントコーンのわずか10検体中に4割もの混入が確認されたのは驚きです。種子汚染はトウモロコシ全体、またナタネや大豆等全GM品種に及び、種子の段階で1%であれば栽培すると拡散し、来年輸入する種子の汚染率はさらに上がります。国は早急に大規模な検査を実施し、種子汚染の実態を把握すべきです。

 

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