消費者はGMフリー食品にかなりの差額を出す意思がある

 

GM ウォッチ・ディリ-: http://www.gmwatch.org/archive.asp

2003年8月14日

訳 山田勝巳

 

数ヶ国で行なった調査によるとGM食品に対する受け止め方にはばらつきがあるが、アメリカも含む全ての消費者がGM食品を避けるために多く支払っても良いと回答している。GM食品がディスカウントされていると5割増になることもある。アメリカの消費者はGM食品の表示義務を強く支持している。

 

遺伝子組み換え植物油と鮭:消費者の受け入れと消費意思:多国評価

(ウェン・S・シャーン、キール・リッカートセン、ノブヒロ・ツボイ、ツータン・フオハイオ大学、ノルウェイ農業大学、筑波大学、シニカ大学、台湾)

 

要約:

この論文の目的は日本、ノルウェイ、台湾、アメリカの消費者が特定の遺伝子組み換え(GM)食品をどれ位買う意思があるかを推定するものです。調査の結果、これらの国々にはGM食品に対する姿勢や認識にかなり違いがある事が分かった。消費者は、GMのものを避けるために非GM食品(植物油と鮭)に相当の差額を出す意思がある。この差額は安売りされているGM食品の50%強をも意味する。

 

抜粋:

調査によるとノルウェイの消費者はアメリカの消費者よりもGM食品への懸念が強い。しかし、どちらの消費者も表示義務については強く支持しており、鮭ではGM飼料を与えたGM鮭を避けるためにかなりの差額を出す意思がある。

 

全文: http://www.agbioforum.org/v5n3/v5n3a05-chern.htm

 

 

 

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