アキコ・フリッドさんからのニュース

2003年9月29日

アメリカから遺伝子組み換え小麦反対書名お願い

 

アメリカの環境団体Sierra Clubより

http://www.sierraclub.org/biotech/report.asp

遺伝子組み換えコムギに反対する署名に、日本のみなさんも署名していただけませんか?とのメールがありました。

Sierra Club, America's largest grassroots environmental organization, is strongly opposed to Monsanto's GE (GMO) wheat and we've been collecting signatures on a petition.  If you think anyone in Japan would like to sign,

it's at

http://www.sierraclub.org/biotech/amberwaves/

Sign below to oppose Monsanto's genetically engineered wheat!

Dear Secretary Veneman:

(続きはリンクでどうぞ)

 

この署名、モンサントとは深い関係のアン・べネマン農務長官に宛てられており(外国から署名したところで)あまり効果はないのでは、とお返事したところ、べネマン長官がこれに対し何もしないだろうことは察しているが、これをすることによって、「海外だけではなくアメリカ国民だって、遺伝子組み換えに懸念しているんだ」ということを、世に知らしめることができると考えているとのお返事をいただきました。海外からも、インド、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、そしてEU加盟各国から署名が集まっているそうです。

 

ということで、アメリカからコムギを買っている日本からも署名をいただけたらとのことでした。http://www.sierraclub.org/biotech/amberwaves/ 

にて署名ができます。

 

今はコンピューターでもちょっとした翻訳機能があるようですが、シエラ・クラブのGMOに関する姿勢に関して、日本語から少し拾ってみましたので、以下、ご参考までに。

 

では、また。

 

アキコ@スウェーデンより

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

http://www.melma.com/mag/15/m00090715/a00000020.html

世界の環境ホットニュース(GEN)245号

転載歓迎 03年8月3日・別処珠樹

遺伝子組み換え樹木が増えている

▽▲▼▲▼△▼▲▼△▼▲

 

遺伝子組み換え作物に気をとられているあいだに、遺伝子組み換え樹木がどんどん増えている――米の大手環境団体であるシエラ・クラブが、そのような記事を出しています。

▼シエラ・クラブ「遺伝子組み換え樹木」

 http://www.sierraclub.org/biotech/trees.asp

 

それによると、遺伝子組み換え作物の作付け面積が爆発的に増え、いまでは1億エーカー(40万平方キロ、1エーカーは約4000平方メートル、ちなみに日本の面積は38万平方キロ)に達している。樹木のほうも試験植林の面積が増え、このまま推移すれば遺伝子が自然林に広がる可能性が大きい――シエラ・クラブはそう警告しています。

 

 「シエラ・クラブは遺伝子組み換え技術を野外で用いることに反対である。なぜなら、遺伝子は花粉にのってどこへでも飛んで行き、いったん広がると、それを元にもどすことができないからだ」

 

また記事の中に次の明快な一文があります。

 「ミルトン・フリードマンが指摘するように、企業は倫理で動くものではなく、金もうけのために存在する」企業の中に倫理で動こうとする人がたくさん存在しているとしても、現実には、そういう人たちの声が実現される機会は少ない。やはり経済の原則が最優先されます。つまりどういう樹木を作り出すことが利益になるかといえば、

 @ 成長が速い

 A リグニンが少ない(リグニンが多いと除去に手間、紙が変色しやすい)

 B 木質が一定である

 C 丈夫で病虫害にやられにくい 農薬が少なくて済む

 D 大気汚染に強い など

 

このような観点から見ると、樹木に遺伝子組み換え技術を導入することは、経済目的からなされることだということになります。遺伝子組み換え作物についても同じようなことが言えるはずです。

 

これに対して、もう一方には樹木の遺伝子組み換えは環境を守る観点から緊急に求められている技術だという意見もあります。APが8月1日に書いた記事によれば、森林破壊を回復するのに [成長の速い樹木が] 必要だし、大気汚染による破壊から森を守るのに [汚染に強い樹木が] 必要だ、木材・製紙用の資源需要の増大を満たす必要もある――そういう理屈になります。これは、必ずしも金儲けのためではなく、環境を守る技術として使われるのだからいいではないかという意見であるように見えます。

 

しかし私は、森林破壊が進んでいるから成長の速い樹木を導入することが必要だという論理には与したくありません。大気汚染が進んでいるから汚染に強い樹木を開発することが必要だという論理も好みません。経済学者のフリードマンが言うように、経済・社会システムの観点から全体を見ることが必要だと思います。

 

・・・・・ちょっと古いですが・・・。

 

http://www.maff.go.jp/kaigai/2000/20001109chicago24a.htm

Sub:米国、001109、スターリンク混入問題のその後

<要約>

 11月1日、食品医薬品局(FDA)は、スターリンク(非食用の遺伝子組み換えトウモロコシ)の混入に伴うリコールが300種ものトウモロコシ食品に及ぶことを明らかにした。

 

 スターリンクの開発元であるアベンティス社は、短期間の摂取でアレルギーを引き起こす可能性はきわめて少ないと主張し、環境保護庁(EPA)に一定期間に限って食用としての認可を求めている。

 

(・・・・・)

一方、スターリンクを開発したアベンティス社は、10月25日、環境保護庁(EPA)に対し、スターリンクの含むBtであるCry9Cにつき、短期間の摂取でアレルギーを引き起こす可能性は極めて少ないとして、一定期間に限って食品中に含まれることを認めるよう申請を行っている。この申請は、更なるリコールの拡大を防ぐことと、工場の操業を一時停止するまでになったコナグラ社のような事態を回避するためであるとみられている。

 これに対し、グリーンピース、シエラ・クラブ、「地球の友」(Friends of theEarth)、「環境保護」(Environmental Defense)、「懸念する科学者連合」(Union of Concerned Scientists)などの環境団体、消費者組合(Consumers Union)などの消費者団体は、「事実が先行したことに伴い潜在的に危険な製品を承認し、違法な行為をした業界に報いることは断じて許されない」として、承認に強く反対する連名の書簡をクリントン大統領に提出している。

 

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