ローマ法王がGM食品を認める?
バンコクポスト
2003年8月4日
訳 山田勝巳
(ローマ発)
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が世界の飢餓を根絶する手段としてGM食品を認める可能性があるとバチカンの職員のコメントをチューリンの日刊紙ラ・スタンパは伝えている。法王庁はこれまで正義と平和審議会による2年間の調査結果を待ってGMは成り行きを見る姿勢だったが、審議会は人類に脅威をもたらすものではないとの結論に達しつつあるようだという。 「飢餓をなくしたい国にとれば、どんな食べ物でも栄養になる。GM食品は今のところ悪影響が出ていないし、栄養不足の者には食べ物の区別はつかない。」とレナト・マルティノ司教はラ・スランパに話した。
養殖鮭に16倍のPCB
ワシントンポスト
2003年7月29日
訳 山田勝巳
養殖鮭は、アメリカ人が多く食べるようになってきた魚だが、海で育ったものよりも16倍のPCBが検出されていることが分かった。 PCBは発がん性や胎児の脳の発達障害などで禁止されてから数十年経つが、未だに環境中に残存している。アメリカの鮭の殆どが養殖で、環境中からPCBを取り込んだ魚を粉砕して与えている。