モンサントにPCBで7億ドルの罰金
アニストン(アラバマ)
PCB裁判で和解
ジェシカ・センターズ
スター・記者
2003年8月21日
山田勝巳(抄訳)
2万人を越える原告側の弁護士が、アニストンでのPCB汚染に対する連邦及び州裁判で水曜化学汚染で訴えられた会社と和解した。
7億ドルの和解でアニストンPCB訴訟が全て終了するとバーミンガムの裁判所は発表した。
1930年代から1970年代までモンサントは西アニストンの工場でPCBを製造してきた。PCBは現在禁止されており学習障害や癌などの健康被害と結び付けられてきた。
7億ドルのうち6億ドルは現金で、そのほか撤去作業、処方薬などをあわせて7億ドルになる。6億ドルの現金のうちモンサントは3億9千万ドルは裁判所の命令から7日以内に支払い、ソリュシャは5000万ドルを10年間の同額筒分割払いする。残りの1億6千万ドルは、モンサント、ソリューシャ、ファーマシアの営利保険によって7日以内に支払われる。
連邦と州の裁判でそれぞれ3億ドルづつの和解となる。
弁護士費用は1億2千万ドル。
ソリューシャは、モンサントから分離した1997年にアニストンの環境賠償を引き受けている。
モンサントは近年会社としての一連の変遷を経てきており、一時ファーマシアの一部だったのが現在では独立企業となっている。ファーマシアは最近ファイザーに買収されている。
先週の週裁判所での判決で1億ドルを越え、セントルイス本社のソリューシャは四半期決算の中で環境裁判費用などの理由で破産申請を検討していると発表している。