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CANOLA

 
<モンサントの契約書:パーシー・シュマイザーさんの同意を得て公開>

 

テクノロジーの種を蒔き報酬を収穫する

 

テクノロジー利用同意書

項目と条件

 

1、生産者は購入したラウンドアップ・レデイー・キャノーラの種子を消費用に再販するためにただ1回だけ植えることが出来る。生産者はラウンドアップ・レデイー・キャノーラ種子から生産された種子を、再び栽培又は販売し、譲渡、移転即ち再栽培のために運搬する目的で採種保管しないことに同意する。生産者は又、自然に生えたラウンドアップ・レデイー・キャノーラの種子を収穫しないことにも同意する。

 

2、生産者は購入した全てのラウンドアップ・レデイー・キャノーラ種子の利用にあたって、ラウンドアップ・ブランド表示のある除草剤のみを購入し使用することに同意する。生産者はラウンドアップ・ブランドの除草剤とこのテクノロジー利用同意書の両方を各自の小売業者からパッケージで購入すること。種子購入費用は、モンサントのラウンドアップ・レデイー・キャノーラ・サービス・ポリシーに従い、実際の栽培面積を取り決めた日以後は払い戻しが出来ない。

 

3、モンサントは(除草剤の)表示に記載された量と指示に従って使った場合は、ラウンドアップ・レデイー・キャノーラ種子で生えた植物のラウンドアップ耐性を保証する。

 

4、生産者はモンサントに対し、キャノーラが栽培されている生産者の全ての所有地または借地の査察とサンプル採取、試験の権利を認め、この合意書の各項への同意後3年間モンサントが生産者のキャノーラ畑と穀物貯蔵庫の調査を行う権利を有することを承諾する。全ての査察は適切な時期に、可能ならば生産者の立会いのもとで行われる。生産者は又、要求に応じてキャノーラが植えられた全ての畑の位置情報を以後3年間提供することに同意する。生産者はモンサントがこの査察とサンプル採取、試験の権利を行使するために必要な全ての許可権限をもち、あるいは取得できる。

 

5、生産者がもしこの同意書の項目や条件のどれかを破った場合、その生産者は将来における如何なる同意の権利も剥奪され、同意書の効力はモンサントの判断で直ちに停止される。この同意書に規定されていない如何なるラウンドアップ・レデイー・キャノーラの種子の使用においても、生産者はモンサントがラウンドアップ・レデイー・キャノーラ種子の支配を失う重大なリスクを負い、モンサントの損害を正確に決定することが不可能なことを認める。従って生産者は以下の事項に同意する:

a)      この同意書でカバーされないラウンドアップ・レデイー・キャノーラを植えた場合、1エーカー当たり15ドルをモンサントに支払う。

b)      不法なラウンドアップ・レデイー・キャノーラ由来のラウンドアップ・レデイー遺伝子を含む全ての種子を生産者の負担で、モンサント又はその代理人に送付すること。又は、モンサントの判断で生産者は不法なラウンドアップ・レデイー・キャノーラ由来の遺伝子を含む全ての作物を破壊すること。

c)      もし生産者がこの同意書の項目や条件に違反し、ラウンドアップ・レデイー遺伝子を含む何らかの種子を販売又は譲渡、移転、運搬した場合、生産者はモンサントに対し生産者が販売、譲渡、移転、運搬による種子を使って栽培できる面積に対し1エーカー当たり15ドルを支払うか、あるいは販売、譲渡、移転、運搬によって得た金額に等しい金額のうち、大きい方の額を支払わなければならない。

d)      生産者がこの同意書の項目と条件を破った結果生じた、全ての裁判費用と弁護士及び依頼人にモンサントが支払った費用を含む全ての費用を、生産者はモンサントに支払うこと。

 

6、この同意書の項目と条件は生産者に固有のものであり、相続人、代理人、後継者及び生産者の指定した者に対し同等に効力を有するが、この文書に記載された生産者の権利は、モンサントの同意文書なしには他人に移転または譲渡出来ない。

 

7、この同意書の全ての項目、条件及び但し書きはそれぞれ単独で効力を有し、如何なる項目、条件、但し書き又はそれらの適用が法律によって禁止され強制出来ない場合は、この同意書の他の部分に影響を与えない範囲の禁止または強制排除に限り無効である。この同意書の「テクノロジ―利用同意書」というタイトルは文書上の便宜的なものであり、この同意書の説明や解釈に影響を与え、あるいは利用してはならない。

(訳 河田昌東

 

 

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