農民がモンサントの事務所を封鎖

 

ノーフォーク遺伝子情報ネットワーク (ngin)

2001年12月4日

抄訳 山田勝巳

 

今日、フィリピン、マカティのデモ行進でキルサング・マグブブキッドの過激派メンバーが、反農業化学多国籍企業国際同盟のメンバーと共にモンサントに閉鎖命令を出した。 これは、モンサントの行っているBtコーン野外試験に対する抗議の象徴的表明として行われたもの。 閉鎖命令は、モンサントとその他のアグロケミカルTNCが、大量虐殺、環境資源の略奪、環境破壊、生産力の破壊の罪で有罪と宣告された直後に発行された。

 

「農民は、農化多国籍企業の強欲に怒り心頭に達している。 種子、農薬、その他の農業製品で独占しているため、我々は更に貧しくなり、飢え、搾取されている。」とKMP代表は言う。 

 

モンサントの象徴的封鎖は、Btコーン圃場試験のあるビコル、イサベラ、ブキドノンの抗議と同時に行われた。 モンサントは、関係地域で野外試験を禁止する命令が出ているにもかかわらず、相談もなしに実施したことで農民の怒りを買った。

 

「人の健康や環境、生計に悪影響があるにもかかわらず、このような動きが国の食糧保全と自給を脅かすということ以外に、モンサントは、人々の汗と血から利益を搾り取っている。 我々は試験所で育成された食品は要らない。 我々の土地と毒のない食糧への権利を求める。」とマリアノは言い足した。 この抗議は12月10日に開かれる国際人権デーへ向けての1週間の長いラリーの一端として行われた。

 

連絡先: Kilusang Magbubukid ng Pilipinas (KMP)フィリピン農民運動

URL: http://www.geocities.com/kmp_ph

 

 

モンサントがフィリピンでどんなやり方をしているかngin からの注意:

モンサントがフィリピンのBT農場で警備強化

 

アジアパルス 

サントス市

2001年11月23日

 

反対の多いBtコーンの野外試験を新たに始めるに当たって多国籍種子企業は警備強化を行う。試験場は1/2haの広さで、2.4m高の鉄板と有刺鉄線を使って二重に囲う。 今年8月に南コタバトのタンパカンBt試験農場が過激派によって潰されたのを受けて、より堅固な圃場も作られている。監視塔と警備書が四隅に設けられ、バランガイ住民が警備員として雇われる予定。

 

 

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