発議案第8号

 

遺伝子組み換えイネの研究・開発の中止を求める意見書

 

 上記議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。

 

 

平成15年9月25日

 

提出者   市議会議員  中井 慶

賛成者   市議会議員  亀梨 恒男

同       同     佐々木 國男

同       同     奥寺 勲

同       同     小野 幸宣

同       同     高橋 松男

 

 

水沢市議会議長  高橋 光夫  様

 

 

提案理由

 遺伝子組み換えイネの研究・開発の中止を求めることについて、関係機関に対し意見書を提出しようとするものである。

 

 

遺伝子組み換えイネの研究・開発の中止を求める意見書

 

 

  遺伝子組み換え食品については、その安全性に対する不安が払拭されておらず、人体、自然環境等への影響が懸念されております。

 とりわけ、日本人の主食作物であるイネの遺伝子組み換えについては、アレルギーによる健康被害、花粉飛散による生態系への影響等が懸念されることから、愛知県及びモンサント社が共同開発していた「祭り晴」が開発中止に追い込まれるなど、全国的に遺伝子組み換えイネの研究及び開発を中止する機運が高まっており、また東北各県においてもその研究及び開発に消極的になっております。

 しかしながら、岩手県においては、財団法人岩手生物工学研究センターにおいて遺伝子組み換えイネSUB29系統の屋外ほ場試験を行うなど、積極的な研究及び開発を続けており、研究施設外への花粉飛散による自然環境の破壊等が懸念されております。また、遺伝子組み換えイネに組み込まれた2種類の抗生物質耐性遺伝子による健康への影響が危惧されるとともに、いわて純情米として定着してきた評価を失墜させることが懸念されます。

  よって、岩手県においては、日本人の主食作物であるイネを守るため、下記事項について早急に実現されるよう強く要請します。

 

 

 

 

  遺伝子組み換えイネの研究・開発を中止すること。

 

  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 

 

   平成15925

 

 

岩手県水沢市議会

 

 

 

 

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