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平成17年4月8日
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本日、14:00から厚生科学審議会疾病対策部会クロイツフェルト・ヤコブ病等委員会(委員長 北本 哲之 東北大学医学部教授)が開催された。 |
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同委員会より別添のとおり、「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)に係る二次感染について」の審議結果がまとめられた。 |
(添付資料)
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平成17年4月8日
健康局疾病対策課
1.調査方法 |
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平成17年2月4日に判断されたvCJDの確実例による二次感染の可能性等を把握するため、CJDサーベイランス委員会は以下の調査を実施した。
なお、献血による二次感染の可能性、評価等については、薬事・食品衛生審議会血液事業部会等において行われることとなっている。
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2.調査結果 |
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ご家族、主治医及び英国等から帰国後に受診した医療機関へのヒアリング調査等から、観血的医療行為・類似行為等は確認されなかったが、下部消化管の内視鏡検査(生検未実施、出血無し)の実施が確認された。
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3.二次感染の可能性及びそれに対する方策 |
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以上から、内視鏡検査を介してプリオン伝達が生じるリスクは極めて低いと考えられるため、二次感染に関する特別な措置は必要ないと判断した。
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4.おわりに |
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平成17年4月8日
厚生科学審議会疾病対策部会
クロイツフェルト・ヤコブ病等委員会
1.調査方法 |
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vCJDによる二次感染は、観血的な医療行為・類似行為等に伴うもの又は献血に伴うものが考えられることから、平成17年2月4日に判断されたvCJD確実例による二次感染の可能性等を把握するため、CJDサーベイランス委員会が以下の調査を実施した。
なお、献血による二次感染の可能性、評価等については、薬事・食品衛生審議会血液事業部会等において行われることとなっている。
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2.調査結果 |
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3.二次感染の可能性及びそれに対する方策 |
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上記の調査結果によれば、二次感染の可能性が懸念されるのは、vCJD発症後に受けた下部消化管内視鏡検査に起因する場合である。
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4.おわりに |
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「2.調査結果」及び「3.二次感染の可能性及びそれに対する方策」から、vCJDによる二次感染に対する特別な措置は必要がないと判断した。 |
参考)
HPA(Health Protection Agency):
英国保健省の予算及び事業計画の承認を受け、公衆衛生の保持、感染症、毒物、化学物質、放射性物質の危険から人の健康被害を最小限に食い止めることを目的とした機関。
英国CJDインシデントパネル:
観血的医療行為等による二次感染の拡大防止等を目的として、医療機関へ的確な助言を行うために、英国保健省が2000年に設立した委員会。
英国CJDサーベイランス部門:
英国内で発生したCJD症例の診断を確定し、疫学的調査を実施している機関。