ジョゼ・ボベ禁固10ヶ月の判決
2003年2月28日
プラネットアーク
訳 山田勝巳
モンペリエ(フランス)
昨日フランス・モンペリエの裁判所によって、ジャンクフードとグローバリゼーションに反対する活動家ジョゼ・ボベにGM圃場破壊に対する禁固10ヶ月の
判決が言い渡された。
この命令は、ボベの14ヶ月判決に対する控訴の棄却に続くもの。 メディアに精通した髭のボベが禁固刑を免れるには大統領恩赦しかないことになる。 去年は、マクドナルドのハンバーガーショップを破壊して6週間刑務所に入っていた。 この判決は1998年と1999年のGMライスとコーンの試験圃場を損壊に対するもの。
4ヶ月の執行猶予つきだが、ボブは、『司法は、GMOを押し付けようという経済論理を採るということを示している。 我々はこれからも多国籍企業と戦い続ける。 市民の嫌がるものをGMO企業が押し付けるのは許されることではない。』と、パリの農業際で判決を知ったボブは記者に語った。
また、フランス大統領ジャック・シラクに、この件に対して『責任を取るべきだ』と恩赦を求めた。 シラクは、恩赦については全く触れておらず、執務室もこの件は検討するには『時期尚早』といっている。