ジャンクフードに課税を、アイルランドの緑の党が要求
2002年7月22日
ザ・アイリッシュ・タイムス(Ireland)
パツィ・マガリィ記者
訳 山田勝巳
緑の党は、ジャンクフードに課税し学童に果物と野菜を無料で配布するよう要求した。
昨夜トレバー・サジェント党首は、ジャンクフードを消費することは”不健康の宣告”を意味し、毎年数百万ユーロの財政支出をしていると話した。 彼は、政府がアルコールとタバコの税によってそれによる害を対応するために税を取るように、ジャンクフードにも税をかけるべきだというアイリッシュ心臓基金の提案を支持している。 子供に関していえば何も”ごちそう”に税をといっているわけではなく、ジャンクフードが主食になっている子供がたくさんいる。 「たまのごちそうであれば問題じゃないが、脂肪と砂糖が特に多い加工食品の長期的影響はアルコールの飲み過ぎと同じだ。」と言い、小さな子供に心臓病の初期症状が出る原因になっているという調査結果があると話す。
果物と野菜を無料で学童に配布するというアイリッシュ心臓基金の提案を支持して、例えばアイルランドで育つ生の人参やリンゴは、健康を向上するだけでなく天候不順や再生産できないほどの低価格で、園芸を継続することが困難な生産者にとって、有機、非有機に関わらず有意義な支援策になる。特に子供達の健康問題や生活習慣や食事が将来の健康事業を破綻させかねないのでこれらを再構築するために抜本的な対策が必要だと話す。
最近出た世界保健機構の報告では、アイルランドは心臓病と全般的健康に関する順位が47カ国中36番目に位置している。心臓病で12,000人が毎年死に、それ以外にも10,000人が心臓発作を起こしている。