イタリアでGEコーンスキャンダル

イタリアの裁判所がGMO問題で種子会社10社を調査する

 

ローマ発ロイター

02年8月7日

訳 山田勝巳

 

イタリアの裁判所が、種子会社10社がGMの混入しているコーン種子を使った件で調査している。チュウーリンにある裁判所は、州の種子局が種苗会社の種子を検査してGMOが検出されたため火曜夜調査を開始した。

 

イタリアはゼロ許容。だがEUの植物科学委員会は、世界の種子生産過程が汚染されており、GMは不可避としている。

 

モンサントの広報担当は、汚染は避けられず完璧なゼロは不可能だと言い、0.1%以上1%までは表示しなければならず、0.1%以下は技術的にゼロと言えると話す。

 

イタリア農民団体は、GM汚染種子を播くことに懸念を表明し、種子が法的に問題のない事を補償をするよう要求している。「すでに蒔いたトウモロコシと大豆140万ヘクタール分をはっきり保証して欲しい」と生産者を代表するConfagricolturaは求めている。

 

 

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