ミーチャー英国環境大臣がGMは不要と発言

 

ムルド・マクレオド

訳 山田勝巳

 

英国環境大臣マイケル・ミーチャーが遺伝子組み換え作物は人類を養うのに「不要」と発言。

 

 ミーチャー大臣は、エコロジスト誌にGM技術の将来の予測できない結果が心配で、バイテク企業は自分達が行った作物試験について本当の事を言っていない疑いがあると発言した。 昨日公表されたこの率直なコメントは、新技術への支持と食糧生産への恩恵を明言しているトニー・ブレア首相との関係を微妙なものにする。 環境運動家達は、このコメントを歓迎して、“それでも”GM作物を英国民に押し付けようとしているほかの大臣達を非難した。

 

 「問題は10,20,30年後に誰も予測できなかったような重大な害が起こることだ。 まったく予測できないような問題があるから私は非常に慎重になっているのだ。人類はこの惑星に25万年近く生きてきた。 その初期に飢えを克服して以来完全なほど適正に養ってくることが出来ていた。」とミーチャ-は言う。 政府には、GM技術を独自に試験する体制が無い。 「企業を信用できるのか、分かっていることをちゃんと言うのかが問題だ。」

 

 地球の友スコットランドのダン・バーロウ博士は、「マイケル・ミーチャーが多くの国民と同じ見解であるというのは良いことだ。 残念ながら、彼の見解は、国民の意見に関係なくGM作物の案件を押し通そうとしている他の政府とは違うということだ。」と話す。

 

 ブレア首相は、GM食品科学の有益性についてもっと研究をするよう最も強く主張している。昨年行なった演説で、英国は科学的前進を反対のために止めれば、他の国に追い越されてしまうだろうと述べている。

 

 

戻るTOPへ