滋賀県中主町のGMダイズ鋤き込まれる!

 

ストップ組み換え栽培!NEWS 15 

2003年8月21日

『遺伝子組み換え作物いらない!茨城ネットワーク』

 

 

 だんだん茨城発のニュースでなくなってきてしまいました。ダブってもいいですよね !

 頂いた情報、茨城県内での各団体や個人に配信すると同時に、各地にも配信しておくとそれぞれの動きがわかって多様でも統一の行動ができると思います。

 

 ■滋賀県のことはみなさんすでにご承知だと思いますが、昨日1:30から滋賀県職員・JA職員、滋賀環境生協藤井さん、沢田県議、大阪エスコープのみなさんとエスコープの生産者、地元の方、そしてマスコミの監視する中で、田中氏・長友氏らによって鋤き込まれました。

 

 4時すぎに滋賀県環境生協の藤井さんから「今終わったよ!ありがとう!」とお電話を頂きました。生協エスコープ大阪・生協連合会きらりの川島さんからもお電話を頂きました。現場の様子を川島さんが送ってくださいましたので転送させて頂きます。

 (メモの部分、大事なことだと思いましたのでそのままにしました。お許しを!)

 

 東京ではニュースステーションや日テレが特集を組むために安田節子さんに取材をするなど、マスコミも少し関心を寄せてきています。

 しかし、まだこの問題が日本の農業をめぐる問題であることや、企業利益と大量生産・大量消費の社会構造の問題であること(従って消費者自身が「何をどう」食するかの主体変革を迫られている問題であること)や、多様性を基礎にしたいのちの闘いであることはなかなか理解されていません。

 

 ■わたしたちの生協は、と言えば、今「秋の生協強化月間」(生協にはこういうものがあるのです)の準備に入っていますが、「主食を6割に!」「雑穀で二穀を食する運動」「主食を変えておかずを変える」組合員運動のピークに、この秋はいってゆく準備に入っています。

 要するに「日本人なら玄米と雑穀をきちんと食おう!」。ここから初めて大量に輸入飼料を使う肉食から脱却する道・・・食糧自給の道が見えてくるはずです。日本ではきちんと米を食べていればこんなに食糧を大量生産する必要ないと私も思います。

 

 組合員さんから頂いたメールを紹介します。

 

 「滋賀県での栽培が阻止できて本当に良かったと思います。私たちの反対運動の成果だと思います。

 ただ、これまでは栽培を阻止することを目的に、安全性が確立されていない、危険なものである、交雑の可能性があるという科学的な視点での論議が中心になされてきましたが、今後はなぜ私たちは科学者の見解を「正しい」こととして受け入れなければならないのか、モンサントの狙いは何か、そもそもなぜGMが開発されるようになったのかというもっと深い部分にも目を向けることができればと思っています。というのも、科学的に安全かどうかの議論になっていくと、はっきりしていないだけに水掛け論になっていく危険がありますし、分別を徹底すれば良いとかの議論になっていくと、身近なものであったはずの食品がますます消費者の手から遠のいていくからです。

 

 モンサント社は、GMが飢餓から世界を救う技術であると宣伝していますが、現在多く栽培されているGM作物は大半が、飼料作物です。これは肉食の広がりにともなって、需要が増大しており、今後も儲けが見こまれるからです。しかし、肉食の増大こそ食料危機の原因となっていることはよく指摘されることです。

 雑穀が見捨てられ、小麦、トウモロコシ、米などわずかな種類の穀物に人が頼るようになり、そのことによっても種の多様性が多様な文化と共に失われています。そして、GMの技術はそのような流れをますます推し進めるものでしかありません。

 

 ・・・・(中略 本からの引用)

 

 これらを踏まえて、では私たちは今後どのような社会を求めているのかという議論が欠かせないと思います。

 高齢化、後継者不足という今の農業が抱える問題も、工業化のために農村からの労働力が必要であったこと、労働者を消費者にするためにその賃金で購入できる安い食品が必要であったことに由来します。このような事情から農産物の価格が低く据え置かれ、そのために農業では生活できなくなり、後を継ぐものがいなくなったのですから。

 ですから、除草剤耐性GMは、農業の省力化を推進し、高齢化、後継者不足の問題を解決するというごまかしにだまされないようにする必要があると思います。なぜなら、先に上げた根本的構造を変えていかないかぎり、それは延命策ではあるかもしれませんが、解決策にはなり得ませんし、除草剤によって環境を破壊するものであるからです。

 

 そもそも研究とビジネスが結びついたところに、モンサントが暗躍するような今の問題が生じているのですが、日本の研究機関がモンサントなどと共同研究をし、日本の農業を外国に牛耳らせようとしていることに危機感を覚えますが、国立研究機関が独立行政法人化されたことも、この問題の背景にあるような気がしています。金になる研究をしなければならないというプレッシャーが高まっているようです。

 

 これらを踏まえて私たちは、GM反対の声を上げていかなければならないのですが、社会構造上の問題を考えたとき、ある人々、集団を悪者に仕立て上げて攻撃するようなやり方よりもむしろ、自分たちのライフスタイルに目を向けた取り組みが重要ではないかと思っています。

 

 ・・・・・(中略)

 

 今回のように大きな問題が生じると、綿を育てて糸を紡いでいる場合じゃないとつい、浮き足立ってしまうのですが、このようなときだからこそ、綿を育てて糸を紡ぐ場合なのだと肝に銘じて、地道な取り組みを継続していきたいものです。

 (片山佳代子さん kayokatayama@nifty.ne.jp http://homepage1.nifty.com/kayoko)

 

  組織グループの若い職員が地域に配るチラシ製作(「日本型食生活」がテーマ)のために、組合員のところへ取材(勉強)に行って、食を変えてアレルギーを直した話しを聞いてきて、昨晩わたしに聞かせてくれました。その話しの中で、人力車を引く日本人が米しか食べていなくてもすごい持久力を持っていて、その人に肉を食べさせたらもっと力がでるだろうと肉を食べてもらう実験をしたところ、逆に底力が出なくなってへたってしまったという話しを聞きました。肉を食べるとかえってその消化のためにエネルギーを消耗する、と。

  その彼は今夜は、生協の商品案内でおすすめする写真撮り用に商品部が作った「ひじきと大豆と糸寒天とじゃこ」のサラダと、「細切り昆布とさつまいもの煮つけ」の料理を、「うまい!うまい!これだよ!」と言って食べながらまだ横で仕事をしています。明日の朝は5時起きで出張するとのこと。

  みなさんも、きっと食べたくなるでしょう!やっぱり日本のものはうまいんです。

 

  日生協は、わたしたちが生協の地域事業連帯から脱退したとき、「3年ともたないから」と言って回りました。「食はいのち」を掲げて、独立して単独事業をはじめて7年。まだ生きています。

  97年の春、遺伝子組み換え食品輸入許可を取り消せと単独4000名の緊急署名を持って厚生省にねじこんだものの、東京へ出ていって悔しい思いをして帰ってきて以後、99年、菜の花プロジェクトの準備として魚住さんちに輪作用のナタネを見に言って奥さんがお昼をごちそうしてくれて自家製なたね油で炒めた野菜のなんとおいしかったことか。野菜の仕分け場の軒下で「遺伝子組み換え種子が日本に入ってきたときに、作っていなければノンと言えないね」と語ってくれた魚住さんの一言が今もって耳に残っています。それならという訳でみんなで作って油を絞ろうとはじめた『菜の花プロジェクト』。ここで藤井さんとも出会いました。ずっと続けてきた組合員の「手作り味噌」の大豆を地元で契約栽培しようと八郷農協との交流もはじまりました。八郷の有機農業の方たちともおつきあいがはじまり、BSEの時はとても勉強をさせてもらいました。人のつながりに感謝します。

  「玄米を食わないやつとはつきあわない」などと言う生産者をはじめとして、私たちにはすばらしい生産者がいます。一生懸命雑穀食に挑戦しながら家族のこと、食糧のこと、社会の現実を考える組合員がいます。組合員の雑穀への挑戦の文集がもうすぐできあがります。この秋は独立七周年をみんなでお祝いする行事をします。

  組み換え大豆を鋤き込もうが、異議を唱える組合員さんがいません。「小さい子がいるんですが、私に何かできることがあったら」、「個人でもネットワークに参加します」と電話を下さる組合員さん。棉をつくり糸を紡ぐことをしながらモンサント河内圃場に行動し、思索する組合員さん。隣でせっせこ組合員向けの文章をパソコンに打ち込んでいる理事長・・・。私は新人職員のためのパソコンのデータベースの設定とウイルス対策で一日おわり。

  みんな多様ですが、この運動を通して少しづつ確信と誇りをもって生きてゆける手応えを感じているようです。この秋は、八郷農協との産直セミナー、八郷での手作り味噌用契約大豆畑で生産者と枝豆をもいで茹でて畑でみんなで食べる「枝豆交流会」、「暮らしの連続講座」での魚住さんの講演会、独立七周年企画と続いてゆきます。

 

 ■7月23日、組み換え大豆を前に八郷の魚住さんがおっしゃったことをもういちどかみしめて・・・・

 

 「目の前にある遺伝子組み換え大豆は、効率とお金に集約される現代農業の行く末の人為的作物。何でもお金が目的」

 

 「食糧である作物は、お金の問題ではない。長い風土の中で育まれた多様性といのちの問題」

 

 「茨城には納豆小粒や青大豆といった優秀な在来種がある。この運動はこうした多様性を守る”いのちの闘い”なのです」

 

  

 ■「茨城ネットワーク」は、23日の夜、八郷温泉「ゆりの郷」に集まって、温泉に入ってみんなで食事をして「会議」を開く予定です。日本有機農業研究会が出してくれた指針をベースにして、「組み換え作物栽培を認めない宣言県民署名」の草案を検討する予定にしています。

 

 ■「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」からは、9月10日に、メキシコのカンクンでのWTO閣僚会議に合わせた「遺伝子組み換え作物を作付けさせない全国集会」 の案内を頂きました。みんなで集まって成功させましょう!

 

 ■安田節子さんが「バイオ作物懇話会」の過去の作付けリストを送ってくださいました。

 

 バイオ作物懇話会作付け地リストを北川れん子議員秘書からいただきましたのでお知らせいたします。

 長友氏は地元宮崎市で作付けしながら2年目はなぜしなかったのでしょう?(安田節子)

 

 <バイオ作物懇話会による試験栽培の状況 2003.8.19 農水省提供 北川れん子議員より

 

 【2001年】

 山形県東田川郡藤島町

 新潟県柏崎市

 新潟県三島郡越路町

 富山県射水郡下村

 福井県武生市

 石川県松任市

 長野県南安曇郡穂高町

 福岡県大川市

 宮崎県宮崎市

 

 【2002年】

 北海道北見市

 茨城県筑波郡谷和原村

 茨城県稲敷郡新利根町

 福井県福井市

 滋賀県伊香郡高月町

 鳥取県気高郡鹿野町

 

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 ■滋賀県での鋤き込み現場の様子をエスコープの川島さんが送ってくださいました!

 

 本当にお疲れさまでした。環境生協の藤井さん!ありがとう!素早い動き、お盆休みがなくなってしまいましたね。 

 エスコープを核にした近畿でのシュマイザーさん講演会も大きなベースとなって活躍してくださいました。さすがです。全国の反撃の「のろし」になりました。

 

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 生協エスコープ大阪・生協連合会きらりの川島三夫です。

 昨夜、ご報告のメールをしたのですが、送れていないかも知れません。

 再送いたします。

 

 滋賀県中主町のGM大豆は、確かに鋤き込まれました。

 皆様の情報のご提供と、滋賀県環境生協の藤井理事長のすばやい動きで約15cmに育っていたか弱そうなGM大豆は、田植え前の代掻きのような水田に消えていきました。

 

 この眼でしっかりと鋤き込みを確かめようと、生協エスコープ大阪から山口節子理事長、奥万里子常務理事と私の3名が、堺から約110km・車で1時間45分の中主町に出向きました。

 広大な水田と転作大豆畑が広がるなかに、「そこ」はありました。

 到着時は誰もいず、大型トラクターが用意されているだけでした。

 琵琶湖から引き込んだ配水管から勢い良く畑に水が流されていました。

 シロサギが20羽ほど餌をついばんでいます。

 畑は小麦を作った後に大豆を植え付けたもの。

 ロの字ように周囲にフクユタカを植え、中央部分がGM大豆。

 交雑防止というより、交雑状況の確認という意味合いなのか。

 「除草剤をまいても枯れないことを確かめたい」との農民の直接的な動機とは別の意図を感じる。

 

 結局、現場に集まったのは約25名。

 田中氏をはじめとする「グリーン中主」からは作業員を含めて3名程度。

 県の職員が5.6名。JA近江冨士から2.3名。

 新聞記者とびわこ放送TVカメラマンが5.6名。

 藤井理事長、県会議員の沢田亮子(たかこ)さん、

 新聞記事を見て「とんでもないことだ」と駆けつけた女性一人。

 生協エスコープ大阪(きらり)の産直米生産者・石津さん夫婦。

 最初は誰が誰かわからないうちに、誰が指示するとも無く

 トラクターが作業を開始しました。

 十分に水を張った畑は、たちまち代掻きのような状態に。

 1時間足らずで3反の畑から大豆や雑草は消え去りました。

 JA近江冨士職員の指示で、さらにもう一度念入りに隙込みが実施され、最終的に終了したのは3時を過ぎました。

 

 作業が始まると、新聞記者に囲まれた老人がいることに気づきました。

 長友氏でした。

 側で耳を傾けていた山口理事長が突然「それは違う!!逆や!!」と

 大声で叫びました。長友氏はキョトンとした顔をしていました。

 やばい、と思って20mほど離れて写真をとっていた私も駆けつけました。

 どうやら「GMOは農薬を減らす農業技術である」というようなことを記者たちに言っていたようです。

 

 以下は田中良隆氏と私の会話の一部です。

 Q:なぜGM大豆を作付けしたのか。

 A:除草剤を掛けても枯れないことを確かめたかった。

 Q:茨城で駄目になったから、急に作付けしたのか。

 A:そんなことはない。去年から作付けしたいと申し出ていた。

 雨が多くて播種する機会が無かった。

 (⇒しかし周りは立派に育った大豆畑に囲まれている。周囲の大豆はいつ播いたというのか。嘘は歴然である。)

 Q:GM大豆が周りに影響すると考えなかったのか。

 A:いろいろ勉強したが、大豆は自家受粉なので影響は無い。

 Q:基本的には自家受粉だが、蜂や虫、風などでわずかとはいえ他家受粉することが確認されている。

 A:周りに影響するというなら、農家はフクユタカとタマホマレを畝違いに植えて交雑を心配しなければならない。

 そんな心配をする農家はいな

 Q:田中さんは米も作ってるでしょう。種子更新もしてるんでしょう。

   米も自家受粉植物だけど、自家採取の種籾だと純粋種は守れませんよね。

   先祖がえりもあるけど、交雑は0.23%おきるという実験結果もありますよ。

   農水省が保存しているモチゴメ種のかなりの部分がうるち米と交雑していることも判っていますよ。

 A:米は3年ごとに種子更新はしている。

 Q:もう一度聞きますけど、GM大豆を植えてどうしようとしているんですか。

   来年も植えつけるんですか。

 なぜ花が咲くまでという中途半端なことをするんですか。

   農家なら収穫して販売するのが筋じゃないんですか。

 A:来年のことは分からん。豆は搾油用で日本人が食べる品種じゃない。

 除草剤をまいても枯れないことを確かめたいだけだ。

 Q:枯れないことは実験しなくても分かっていることでしょ

 モンサント社の実験の道具にされているだけじゃないんですか。

 A:そんなことはない。いずれ日本はGM大豆だけになる。じぶんが先頭を切って、この大豆の実験栽培をしたいんだ。

 (横合いから藤井さんが「モンサントを儲けさせているだけよ!!!」)

 Q:そんなことしなくても、国内産大豆は高い値段で売れているでしょう。

   うち(きらり・エスコープ)も、長年にわたって隣のJAグリーン近江さんから味噌用の大豆をたくさんいただいていますよ。

 A:うちも○○haの大豆を作っているよ。

 Q:ところで除草剤耐性の大豆はどのようにして作られたか知っていますか。

 A:知らん。

 Q:除草剤製造工場の排水溝にいた土壌菌を、大豆の遺伝子に打ち込んで作ったものですよ。いずれラウンドアップも効かなくなります

 A:いまでもラウンドアップで枯れない草がある。

 ツユクサは濃度を高めないと枯れない。

 そらたしかに、農薬は何でもだんだん効かないようになる。

 

 ≪*以下は当日の私的メモ・つぶやきです。≫

 田中氏は確かにやり手の農民ではある。

 しかし衰退の一途をたどってきた地域農業を何とかしたいとの思いは感じる。

 やせ細る一方の農業への期待を、GMOを先取りすることで再興したいとの意志を背後に感じる。

 長友氏も「食は国民の基本。農業と農民を農水省は切り捨ててきた。農を忘れた国が栄えたことは無い」との持論をまずは展開する。

 これに異論を唱える農民はいない。

 意欲的農民は、次々に期待を裏切られてきた実績がある。

 GMOが彼らにとって救世主と写る構造が日本の農業に確かにある。

 

 食の安全性確保や環境保全の視点でGMO問題を語ることは必要だ。

 しかしさらに、私たちは農のもつ他面的価値を経済的に保証することを具体的な行動として移さなければならない。

 宇根豊氏の論に耳を傾ける必要があるだろう。

 まずは消費行動を選び、法を変え泣ければならないだ

 

 それにしても日本生協連の方針には改めてふつふつとした怒りを覚える。

 組合員の意志を貫徹するのが民主主義的運営だと彼らは言う。

 「組合員を真ん中に」と彼らは標榜する。

 国民の6割以上がGMOに対して食べないと応えている。

 ましてや生協組合員はそれ以上の数字であろうと思われる。

 日本生協連は「選択する権利の保障」には肯首する。

 しかしGMOについては推進派である。

 これは「組合員は分かっていない。間違った判断をしている」とした愚民政治そのものではないの

 

 滋賀県のガイドラインは画期的なものである。

 これをそれぞれが住む町に広げるという運動目標ができた。

 

 ■ 取り急ぎのご報告です。

 皆様方の迅速で熱い行動が今回の結果を生み出しました。

 ご苦労様でした。

 次の行動に向かって、頑張りましょう。

 

 

 

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