ハワイ郡で反GMコーヒー決議
2002年10月7日
共同通信
ハイロ、ハワイ
訳 山田勝巳
ハワイ郡議会は、コーナでのGMコーヒー栽培禁止を求める緩やかな決議をした。 しかし、議会は先週、コーヒー栽培地域でGM種の許可とか作付けが行われる前に地域での審査を求める拘束力のない決議を承認していた。 コーナコーヒー生産者は、GMコーヒーが栽培されると高級品種が無くなりかねないと懸念して禁止を求めていた。
コーナコーヒー委員会の代表クリスチン・シェパードは、組み換え種のためにGM食品が拒否されている世界地域でコーナコーヒーを販売出来なくなると話す。だが、ハワイ大学の熱帯農業学部のコーヒー専門家スキップ・ビッテンベンダーは、コーナコーヒー業界を保護しようとすることが実際には業界に不利になると言い、 どんなことが起こるか分からないという推測が一般の心理に遺伝子組み換えとコーナを結びつけることになりかねないと話した。
オアフ島にあるハワイ農業研究社の理事ステファニー・フェーレンは、遺伝子組み換えコーヒーの導入は少なくとも10年先だと話す。 かれは、議会の最終決議は、最初のよりはましだが、「完全に止める」方が良かったと考えている。