モンサントのグリフォサートが地下水汚染
GMウォッチディリー
2003年5月15日
訳 山田勝巳
これまで土壌菌が分解すると考えられていたグリフォサートが地下水を飲料水として認められる濃度の5倍で汚染していることがデンマーク、グリーンランド地質調査研究所(Denmark
and GreenlandGeological Research Institution (DGGRI)の調べで分かった。
「グリフォサートを農場に散布すると、通常上部地下水に1リッターあたり0.54マイクログラムの濃度で流れ込む。これは、地下水に到達する前に土壌菌がグリフォサートを分解すると考えられていたため非常な驚きだ。」という。
デンマークの環境省は、モンサントの提出したデータに基づいてラウンドアップの使用を許可している。グリフォサートの使用量は過去5年間で2倍の800トンに達しており、環境大臣は飲料水を汚染するのを放って置けないので何か対策をする必要があると話している。 http://politiken.dk/VisArtikel.sasp?PageID=269614
訳注:グリフォサートは非ホジキン性白血病の増加と関連があるという論文が発表されている(河田)。