グリーンピース・ニュース

訳 山田勝巳

 

11月に第一回共存会議

2003年5月23日

 

デンマーク農業科学研究所は、学者、研究者、農業指導者、政策決定権者など科学と農業部門でGM作物との共存を担当している人へ初めてのヨーロッパ共存会議への参加を呼びかけている。会議は11月13日木曜9:30から始まり金曜15:30に終了する。

 

 

 


欧州議会環境委員会は0.5%表示と共存法の制定を求める。

ブラッセル発

2003年5月22日

ベネディクト・ハーリン

今日欧州議会は、GM食品・飼料規制(COM(2001)425)とGMO追跡性(トレーサビリティ)の2回目投票で共存に関する法整備を求めた。委員会はまた、未承認GMO表示許容限界の1回目投票で立場の再確認をした。表示閾値は委員会提案の0.9%から議会提案の0.5%に下げられることになった。最終決定は、7月(1-3日)の本会議になる。

 

 

 


グリーンピースがモンサントのブラッセルEU/アフリカ本部を占拠

2003年5月22日

 

遺伝子組み換え作物の最大手モンサントのヨーロッパ・アフリカ本部が、遺伝子汚染を広めた責任を取ることを求めるグリーンピースの活動家によって占拠された。

 

 

 


英国環境大臣ミーチャーがGM作物は有機農産物生産を妨げることを認める

ガーディアン

2003年5月20日

 

GM作物による汚染が有機食品生産の推進を妨げることを環境大臣マイケル・ミーチャーが認めた。「有機作物とGM作物の共存は非常に現実的な問題だ。」と語る。

 

 

 


EU委員会が共存に関する円卓会議の結果を公表

2003年5月20日

 

4月24日に利害関係者150人の科学者や業界代表を集めブラッセルで開催された円卓会議の議論や結論の要約が研究委員会によって公表された。発表と結論の要約リストは、DG Research "Biosociety" のページにある。

 

 

 


アメリカ有機農業が組み換え体に汚染される

2003年5月19日

 

有機農業研究基金(OFRF)が行なった全米調査によると認証有機農家が遺伝子組み換え体(GMO)の汚染による直接の経済的経営的影響を始めて報告した。 数字は2001年の市場環境に基づく。OFRFリリースとホームページOFRFリリースと主な調査結果はpdfで入手できる。@grar.de Aktuell - 'Gr・e Gentechnik' bedroht ヨko-Landbau

 

 

 


欧州議会がGMOの賠償法制定を求める

2003年5月14日

 

環境責任指針の原案に関する投票で欧州議会は本日非GMO生産への汚染による民事賠償を含むGMO独自の賠償法制定を議決した。 

 

 

 


USがEUのGMO禁止をWTOに提訴

2003年5月13日

USDAプレスリリース

 

US貿易通商代表ロバートゼーリックと農務大臣案・ベネマンは本日アルゼンチン、カナダ、エジプトと共にEUの不法なGMO五年認可禁止に対しWTOに提訴すると発表した。 EUはアメリカの決定が「間違っており不必要だ」と遺憾の意を表明している。また、アメリカの言う世界を養うのに必要性を否定し、アメリカがバイオセーフティ協定に基づくGMO貿易に関する国際規制に反対していると指摘した。 この提訴は、EUの禁止期間はWTOの紛争調停に通常掛かる期間よりも短いので実際上は余り意味が無い。しかし、WTOに提訴するという決定は、WTOが世界的に問題となっているGMO利用の国家主権について調停せざるを得なくするものであり、二国間の問題を世界レベルに持ち込むことになる。

グリーンピースの「US政府は実質的に消費者に戦争を仕掛けているものだ。しかし、これはアメリカが勝てない戦争だ。これは欧州共同体をいじめようというあからさまな行為で、GMOを拒否する消費者の決意を強める以外の何物でもないとグリーンピースは非難する。全ての国がGMOを拒否する権利がありGMO製品の表示義務を要求する権利がある。」と最初の声明を出している。

 

 

 


WTOルールがEU法に優先する?

2003年5月13日

欧州裁判所プレスリリース

 

欧州裁判所の法務官ジーグバート・アルバーは、共同体の政策がWTOルールに合わないと紛争解決会議で諮問されたり決定され、共同体がWTOに規定されている期間内に従わない時はWTOルールが直接適用されうるという見解を出した。 これは、アメリカのホルモン牛肉を輸入できない業者の損害賠償を求める要求に対して出されたもの。 USホルモン牛肉は1998年にWTOで認められたが、EUはそのような製品の輸入禁止を未だに解除していない。アルバースの見解が裁判所によって採用されれば、今後WTOルールがEU法に優先することになる。

 

 

 


アルバニアでGMO禁止

2003年5月12日

 

アルバニア議会農業委員会は、向こう5年間GMOの使用禁止を提案し、環境大臣に必要な法的枠組みを準備するよう要請した。詳細は: organic@icc-al.org, アルバニア有機農業団体, www.organic.org.al

 

 

 

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