グリーンピース活動家がドイツのGM小麦栽培を妨害

 

ロイター・セキュリティズ・ニュース

2003年4月9日

訳 山田勝巳

 

ハンブルグ発:

ドイツ当局は水曜日(9日)スイスのアグリビジネス企業シンジェンタのGM小麦を始めて試験栽培を承認した。が、火曜日25人ほどのグリーンピース活動家が有機小麦を試験圃場に蒔いてGMOと在来小麦の見分けをつけなくして実験を妨害したとグリーンピースのスポークスマンは発表した。

 

ドイツでは研究のための栽培は許可しているが商業栽培は禁止している。シンジェンタが許可申請していたのはフザリウム菌に抵抗性のある小麦で、「試験圃場は、使えそうもないようだ。小麦栽培には時期がある。非常に複雑な承認過程を経て来ているので簡単に諦めるわけにはいかない。ドイツ国内での研究は色々と問題が多いようだが、今回の件は法的に検討する。」とシンジェンタの広報は話す。

 

「種を蒔いた頃は、一般圃場で試験圃場にはなっていなかったので、法的な問題にはならない。」とグリーンピースはいう。

 

 

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