GM雑草、1週間遅れで処分
地球の友
2001年12月7日
訳 山田勝巳
1週間遅れでアベンティスが処理
地球の友がリンカンシャー圃場規模試験場のGMナタネ雑草を報告してから一週間経ってようやくアベンティスが行動を起こした。花の咲いていた雑草が最終的に処理された。
FOE(地球の友)が環境局大臣マーガレット・ベケットに対し食糧地域(DEFRA)に11月30日ウィサム丘陵の圃場規模試験場にGM雑草のあることを通告した。 政府のGM検査官の現場視察は12月3日まで遅れた。 その後DEFRAへ火曜日に報告し、DEFRAはアベンティスに対し雑草を処分するよう12月5日に命令を出した。
DEFRAはこの件に関してもうすぐ報告を受けることになっており、それを受理後、アベンティスをGMリリース合意に違反した件で告発するかどうか検討する。 地元の養蜂家は、GMナタネ雑草が花開いている間活発に働いていたと報告している。
『まともな食糧と農業キャンペーン』のピート・ライリィは「政府とGM企業が、この圃場を安全にするのに7日間も掛かったのは異常だ。 法的義務があるにもかかわらず、アベンティスがこれらの圃場を適切に監視をしていなかったのは明らかだ。 地元の農民と地球の友の警戒行為がなかったとしたら、GM雑草は今でも周辺環境を汚染し続けていただろう。 政府は、アベンティスを告発して、この件に真剣に取り組んでいることを示すべきだ。」と話す。