EUがGM食品に関するアメリカの嘘を非難

 

ロイター ブラッセル発

2003年1月20日

(抄訳 山田勝巳)

http://www.forbes.com/home_europe/newswire/2003/01/20/rtr852190.html

 

アメリカ通商代表ロバート・ゼーリックが、EU政府はバイテク食品を使う貧しい国への援助を行わないといっているという嘘を非難した。 「この嘘は最近ロバート・ゼーリックによって繰り返されている」という。アメリカは、EUの4年間の新たなGM製品禁止に強い不満を持っている。

 

アフリカ諸国ではGM食糧援助が種子として使われて将来EUへの輸出に弊害が出るとして嫌がっている。これに対しアメリカは、アフリカ諸国の不安を払拭するようEUに要求したが拒否されている。

 

1月9日にゼーリックは、ヨーロッパ人を「テクノロジー嫌い」と言い、アフリカ諸国がバイテク恐怖を植え付けられて食料を受け取れないのは不道徳で、WTOでアメリカの輸出を邪魔していることに対しEUを提訴することに賛意を示した。

 

ニールセンは、「これは非常におかしな議論だ。 私は、アメリカが我々のことで嘘を止めれば、彼等の真実を言うのを止めようではないかという提案をしようと本気で考えざるをえなくなる」ほど行過ぎた発言だという。

 

「理性的な意見交換をすべき時だ。」という。ニールセンは6人いるEU委員会のメンバーで、ウォールストリートジャーナルが先週ゼーリック支持の記事を出したのに対し、噂を流すものだと非難した一人だ。

 

今月下旬に委員会は、途上国でのバイテク使用についての会議を主催する。

 

 

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