2005年3月7日22時25分更新
共同通信
英仏1日滞在で献血禁止
厚労省、80−96年対象に
2月に確認された国内初の変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)患者について、厚生労働省の厚生科学審議会CJD等委員会は7日、1990年前半に牛海綿状脳症(BSE)発生国の英国に24日間滞在し、この時に感染した可能性が有力と判断した。
同じ時期にBSE発生国のフランスにも3日間滞在、両国にいたのが短期間だったことから、厚労省は同日、薬事・食品衛生審議会血液事業部会を開き、両国に80年から96年までの間、1日以上滞在経験のある人の献血を禁ずることを決めた。
日赤によると、対象は数十万人に上るとみられる。従来は80年から現在まで英国滞在1カ月以上、フランス滞在6カ月以上を対象にしていた。