2005年9月15日
日本消費者新聞
http://www.jc-press.com/bkmumber/050915.htm
BSE感染源を再評価
農水省 「代用乳をきちんと検証」8頭以降のデータ踏まえ
飼料専門家に参加を打診
農水省はこのほど、日本で発生したBSE(牛海綿状脳症)の感染源と感染経路について、オランダ産動物性油脂を含んだ代用乳を再検証していることを明らかにした。飼料の専門家に研究への参加も打診した。これまで有力としてきた英国から輸入された感染牛に由来する肉骨粉による配合飼料への交差汚染(肉骨粉交差汚染説)は依然、否定できないとしつつも、「代用乳説も再評価が必要」との姿勢を示した。再評価の理由について同省は、「症例が増えてきたほか、米国やカナダでも発生するなど新たなデータが出てきたため」と話す。(以下 本文略)
関連資料
畜産システム研究会 食の安全・安心と畜産システム(2005年8月1日 更新)
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/index1.html
・BSE全頭検査は非常識か? --BSEの常識を考える--(2005年5月26日更新)
・「代用乳使用とBSE発生は関係があるとはいえない」のは本当か?(2004年2月23日更新)
--BSE疫学調査報告書におけるカイ二乗検定の問題点--