CJDに曝露した可能性のある患者のデータベースを検討

アンドリュー・モスクロップ

BMJ  2000年9月23日

訳 山田勝巳 

医療手続きの最中にCJDに曝露した可能性のある全ての患者の詳細を含む機密データベースを作ることが提案されている。

これは昨年英国衛生長官が専門家を集めて設置したCJD事故委員会からの議案として先週提出されたもの。

報道発表で、委員会議長のマイケル・バナー博士は、医療手続き中にCJDに曝露した可能性のある人達が病気にまで進展するかどうかを見極めるためにデータベースを用いると話した。 この委員会の任務は、CJD患者、若しくはその疑いのある患者が過去に医療を受けている場合にどうしたら良いかという方法を考案することにある。

バナー博士によると「手術器具や献血その他の組織や臓器を提供したことのある人がその後CJDを発症した場合、未知だがCJDがうつる可能性が他の患者にリスクとしてある」と考えられるという。 この提案はまだ法律専門家の審査を受けていないので、患者の情報を持つことの法的問題点が指摘される可能性があることを認めている。「法的制限のためこの方式は実現できないかも知れない。」と話す。

医療手続きによるCJD曝露管理は以下で見られる。www.doh.gov.uk/cjd/consultation/

 

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