カナダ小麦委員会がGE小麦禁止を呼びかけ

 

ウィニペグフリープレス

2003年4月3日

訳 山田勝巳

 

ウィニペグ(CP);

カナダ小麦委員会は、カナダ政府に対し、GM小麦が環境や動物、人間に安全であるとしても政府が拒否できる法律を作るよう要請した。来年にもラウンドアップ・レディ春小麦の販売許可がモンサント・カナダに出そうなので、緊急に対策を取る必要があると委員会委員長のケン・リッターは話す。

 

新たな規制を作って、承認プロセスに費用対効果を組み込んで欲しいとしている。この委員会の市場の80%以上が遺伝子組み換え小麦を拒否している。 「世界の優良小麦市場から締め出されることは数百万ドルの損失になる。」とリッターはいう。この委員会は、40-60億ドル/年を売上げ、カナダでは最大の輸出元で年2000万トン以上の小麦を70カ国以上に販売している。

 

リッターによると、政府がGM作物が食品、飼料、環境安全基準に合わなければ拒否できるという規則の科学的側面は問わないが、非組換え小麦を分離するための費用と汚染を防止するコストを調査分析すべきだという。

 

モンサントは、隔離する方法と市場が無ければラウンドアップ・レディ小麦は商業販売しないと約束した。

 

 

 

ブロードキャストニュース カナダ

2003年4月2日

訳 山田勝巳

 

ウィニペグ

開放試験圃場でGM小麦を栽培するモンサント・カナダに反対する市民がモンサント社の前でデモ行進をした。

 

マニトバ大学では24人がGM小麦の経済的影響について警告する集会を開いた。 農業バイテクのリーダー企業が槍玉に挙がったのは、この会社のラウンドアップ・レディ春小麦の商業化が間近に迫っているため。グリーンピースのパトリック・ベンディッチは、GM小麦の開発は大平原の農家に差し迫った脅威で一度汚染が起これば世界中からカナダ小麦が拒否されることになると話した。

 

 

 

戻るTOPへ