GREENPEACE
GM
Contamination Register より
2005年9月15日
オーストラリアで試験栽培ナタネの種子がGM汚染
http://www.gmcontaminationregister.org/
訳 河田昌東
ウエスタン・オーストラリア州政府が明らかにしたところによれば、ウエスタン・オーストラリアの国立試験場で栽培された非GMナタネ品種のうち2種類がGMで0.04%していた。汚染はモンサントのラウンドアップ耐性であった。同様の事件はナタネを栽培している他の州でも報告されている。この栽培は破棄されずに、GMの試験栽培として管理され、試験が終われば廃棄される。ウエスタン・オーストラリアではGM作物の商業栽培は停止されている。
ニュー・サウス・ウエールズ州でも試験栽培のGMの汚染が見つかり、すべたが廃棄された。汚染レベルはラウンドアップを撒いて残ったもので勘定すると約20%に上った。同州政府はGM作物の栽培禁止は2008年まで延期する、とアナウンスした。
2005年9月21日のウイークリー・タイムズ紙によると、試験した非GM品種Victoryは、ビクトリー州の農業研究機関AgVicとアメリカの企業カーギル社が、オーストラリアの地方種と北アメリカから輸入した品種を使って開発した。汚染種子は北アメリカから輸入された可能性がある。