アンゴラがGM食糧援助拒否
ダウジョーンズ・ニューズワイア
2004年3月29日
訳 山田勝巳
ダウジョーンズ・ニューズワイア(3月29日)によると20年に及ぶ内戦で国外に避難していた難民が帰国して食糧不足が起こり、国連がアメリカのGMトウモロコシ19,000トンを食糧援助として送る決定をしていたが、これをアンゴラ政府が3月17日拒否する事を決定したため飢餓の恐れがでている。
アンゴラの人口は1400万人、内戦中に約400万人が住居を追われていたが380万人程が戻れたものの150万人近くは、未だ食糧援助に頼っているという。アンゴラは援助の77%をアメリカに頼っており、食料についてはGM企業が熱心に援助を推進しているという。
製粉したものはこの決定に含まれていないが、製粉したものはコストが高く、他に援助がなければ買えないという。
地雷を検知するGM植物
ガーディアンニュース
2004年3月28日
訳 山田勝巳
ガーディアンニュース3月28日によると、コペンハーゲン大学のカーステン・マイヤーが、シロイヌナズナが秋になると紫色になるアントシアニンを地雷が放出する二酸化チッソで発現させ葉を赤変するようにしたものをデンマークのAresa Biodetection社が実用化しようとしていると報じている。 葉が変色するのは種を播いてから3―4週間後のようで、地表の浅い部分でしか反応しないが、地雷は浅く埋められているため問題ないという。