反GMイネ生産者ねっとNo.554

東奥日報・Webニュース

http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20040511010003932.asp

2004年5月11日(火)

【ワシントン10日共同】

 

組み換え小麦の開発中止

反対受け米モンサント

 

 米化学大手モンサントは10日、米国とカナダでの販売を計画していた世界初の遺伝子組み換え小麦の開発を中断すると発表した。

 

 日本などの輸入国から、小麦の購入を全面的に拒絶される事態を恐れた製粉業者や農家からの反対を考慮した措置。ただ同社は、組み換え小麦が市場に受け入れられる条件が整えば開発を再開するとしている。

 

 問題の小麦は、同社の除草剤ラウンドアップに対する耐性を持つ遺伝子を組み込んだ春まき小麦。1997年に開発を始め、同社は小麦の収穫量を従来より5‐15%引き上げることが可能と主張していた。

 

 しかし米国、カナダ両国で、環境・消費者団体や生産者も巻き込んだ反対運動が拡大。AP通信によると、米国産小麦の有力な輸入国である日本の業界も、遺伝子組み換え小麦に反対の姿勢を表明している。

(共同通信社)

 

 

 

 

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