反GMイネ生産者ねっとNo.476
1.岩手で遺伝子組み換えイネ中止
2.遺伝子組み換え納豆発売(札幌)
2003年11月29日
岩手日報記事
遺伝子組み換えイネ中止を
県消費者連絡協など
県に全国の署名提出
県消費者団体連絡協議会(八重樫東伍会長)や生活クラブ生協岩手(熊谷由紀子理事長)などは、28日、全国の401630人から寄せられた遺伝子組み換えイネの研究開発の中止を求める署名を県に提出した。
県庁で行われ、八重樫会長ら約30人が出席。署名を受け取った県農林水産部の佐々木正勝部長は「食料供給基地を標ぼうする本県にとって食の安全・安心は何にも増して優先される」とあいさつ。岩手生物工学研究センター(北上市)が行っていた遺伝子組み換えイネ「Sub(サブ)29系統」の野外実験を本年で終了することをあらためて説明した。
提出に先立ち、遺伝子組み換え作物いらない全国集会in岩手が盛岡市の岩手教育会館で開かれ、遺伝子組み換え作物の危険性について再確認。同市大通と中央通で行進して市民に訴えた。
2003年11月29日
中日新聞
遺伝子組み換え納豆発売
札幌市のバイオベンチャー企業A−HITBio(エーヒットバイオ)は28日、遺伝子組み換え大豆を本格使用した納豆の販売を始めたと発表した。
同社によると、除草剤に耐性の遺伝子を組み込んだ米国産の大豆を95%使用。20世紀はじめ北海道大で開発された納豆菌で醗酵させた。
組み換え作物を5%以上使った場合、表示が必要だが、同社によると、こうしたタイプの納豆販売は初めてという。