米国で、有機大豆や非GM大豆の出荷をしようとする場合、まずしなくてはならないことは、その荷物がGM汚染していないことの証明です。出荷段階でのGM大豆の混入は、その後の『分別流通』をまったく無意味なものにしてしまうことになります。
この検査のための作業をすばやくするための検査キットというのがあり、今回入手することができました。この検査法は、『イムノ(免疫)クロマト法*』といって、検体を砕いたものを試験管に水とともにいれ、試験紙(ペーパークロマトグラフ)を浸すだけという手軽な方法(テスト用試験紙、試験管、スポイトすべてセットされています)。
試験紙に組み込まれた、除草剤(ラウンドアップ)耐性遺伝子のタンパクに反応する物質が発色し沈着するという仕組み。この検査でなんと0.1%の検出限界という高感度なもの。つまり、1000粒中1粒の混入の確認ができるというわけです(ただし混入率は特定できません)。 | |