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組換え体利用専門委員会が本利用計画の指針への適合を認める理由
当該組換え体については、トウモロコシ由来のC4型ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ(C4-type PEPC)遺伝子は安定して後代に遺伝することが確認されている。
当該組換え体については、模擬的環境利用において形態及び生育特性、生殖・繁殖特性等の調査を行った。地上部全体の重量について、供試した2系統の組換え体のうち1系統のみに差異が認められたが、組換え体と非組換え体との間にこれらの特性について基本的な差異は認められなかった。
また、当該組換え体を用いた調査では、花粉の飛散性について組換え体と非組換え体との間には差異は認められなかった。
更に、イネに関して有毒物質産生の報告はなく、当該組換え体を用いたアレロパシー物質*に関する実験においても対照の非組換え品種と差のある結果は得られていない。
以上から、本委員会は当該組換え体の我が国の環境に対する影響は非組換え体と同程度であり、本計画は指針に適合しているものと認める。 |
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