１ 組換え植物利用計画の概要
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利用計画名：
| トウモロコシC4型PEPC（ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ）遺伝子を導入した組換えイネ（PE2,PE84）の隔離ほ場における環境に対する安全性評価 |
(2) | 申請者： |
独立行政法人 農業生物資源研究所
独立行政法人 農業環境技術研究所 |
(3) | 利用区分： | 模擬的環境利用 |
(4) | 組換え体 |
| ア | 作製方法 | アグロバクテリウム法＊ |
| イ | 性 質 |
| (ｱ) | 宿主＊： |
イネ科イネ属イネ
(Oryza sativa L.) |
| 品種名： | キタアケ(登録番号第594号) |
| (ｲ) | 主な供与ＤＮＡ： |
トウモロコシ由来のC4型PEPC遺伝子
カナマイシン耐性遺伝子(NPTII)
ハイグロマイシン耐性遺伝子(HTPII) |
| (ｳ) | ベクター＊： | pIG121Hm由来のpIG121Hm-PEPC |
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(5) | 利用目的： | 我が国においての栽培及び育種母本等として利用 |
２ 組換え体利用専門委員会が本利用計画の指針への適合を認める理由
本組換え体はトウモロコシ由来のＣ４型PEPC遺伝子を導入し、この遺伝子の導入により高光合成能力を付与するための育種素材として用いることを目的としており、導入した遺伝子は後代に安定的に遺伝することが確認されている。
一般形態においては、PE84においては草丈及び分けつ数で、PE2においては稈長でそれぞれ非組換え体と比べて有意差が認められたが、その他の項目については、非組換え体と組換え体では差異は認められていない。
また、根からの分泌物については非組換え体と比べて特異的な分泌物はなく、分泌物の量比が異なる傾向が見られたものの、レタスによる後作試験においては、非組換え体と組換え体では差異は見られず、影響はないと考えられた。
以上から、本委員会は、当該組換え体を本利用計画に基づき隔離ほ場内において栽培することについては、指針に適合しているものと認める。 |
３ 利用内容：生育及び形態特性等の評価試験の実施
４ 作業区域の概要：独立行政法人 農業環境技術研究所内の隔離圃場
５ 模擬的環境利用の実施予定期間：平成１４年５月〜平成１５年３月
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