■11月13日提出 愛知県議会議長に対する
「あいちの伝統野菜」の種子保存等の支援についての陳情書本文
愛知県議会議長
神野 博史 殿
「あいちの伝統野菜」の種子保存等の支援についての陳情書
日本の食料安全保障の基盤として、主要農作物(米・麦・大豆)の優良な種子の生産普及のために都道府県が果たすべき役割を定め、その管理を国に義務づけ公共財として守っておくべきであると1952年に制定された主要農産物種子法(以下「種子法」という。)が、2018年をもって廃止となりました。
種子法の廃止は、都道府県がその地域に適していると認め、地域での普及を目指す品種として農業試験場などの公的機関と生産農家が一体となって「良質な種子を安定的に供給する体制」の弱体化とも言えます。長期的には食料安定供給への不安、種子価格の高騰、一方的な特許化、大企業による食の支配など、種子法のもとで世代を超えて維持され、地域振興の資源として小規模に栽培されてきた、地域特有の品種の多様性が縮小することが懸念されます。
愛知県には、人や風土、食文化を育ててきた伝統的な野菜が多数存在しています。それらは地域に根ざし、大切に育てられてきましたが、2002年に「あいちの伝統野菜」として認定された後も、絶滅の危機にさらされているのが現状です。
廃止された種子法に代わる新たな仕組みを求めるとともに、コメ・麦・大豆と同様に、「あいちの伝統野菜」の種子の確保や保存、栽培技術の継承など、地域性に富んだ多様性を保ちつつ、持続可能な食と農を未来に手渡していくために、伝統野菜をこれからも栽培していくことは大切なことと考えます。こうしたことから、下記事項についてご配慮を賜りたく、お願い申し上げます。
記
1.廃止された種子法に代わる新たな仕組みのなかに、「あいちの伝統野菜」など、地域で受け継がれてきた種子を守り、保存する取り組みへの支援を含めてください。
2019年10月 日
住 所:
団体名:
代表者名: 自筆署名 捺印(本人の)
陳情33団体(50音順)
遺伝子組換え食品を考える中部の会把握分 2019/11/13現在 |
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1 | 一般社団法人日本伝統野菜推進協会 |
2 | 愛知在来種保存会 |
3 | あいち有機農業推進ネットワーク |
4 | (公財)自然農法国際研究開発センター知多草木農場 |
5 | (一社)MOA自然農法文化事業団中部支所 |
6 | オーガニックファーマーズ名古屋 |
7 | 豊川有機農業の会 |
8 | 豊橋有機農業の会 |
9 | 音羽米を育てる研究会 |
10 | あいち生活協同組合 |
11 | 生活協同組合連合会アイチョイス |
12 | 生活クラブ生活共同組合(愛知) |
13 | 一宮生活協同組合 |
14 | (株)愛農流通センター |
15 | 食と環境の未来ネット |
16 | 有限会社くらしを耕す会 |
17 | 共同購入会土こやしの会 |
18 | 名古屋生活クラブ |
19 | にんじんCLUB |
20 | (株)ゾンネガルテン |
21 | 株式会社そら(そらの野菜) |
22 | (農)渥美産直センター |
23 | 渥美どろんこ村 |
24 | 渥美フーズ |
25 | スフィーダ |
26 | 知多の恵みグループ |
27 | 漬物本舗 道長 |
28 | 特定非営利活動法人わっぱの会 |
29 | 遺伝子組換え食品を考える中部の会 |
30 | 農民運動愛知県連合会 |
31 | 国際民衆保険協議会(IPHC)日本連絡事務所 |
32 | 水源の里を守ろう 木曽川流域みん・みんの会 |
33 | バイオダイバーシティ・インフォメーション・ボックス |
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