2014/6/8


遺伝子組換え食品を考える中部の会では2014/6/8、第15回目となる遺伝子組換えナタネ抜取隊を行いました。おかげさまで、36名の一般市民のみなさまの協力を得ることができました。30度を越える暑さの中、みなさまの参加に心から感謝します。この場を借りて御礼申し上げます。

今回の抜取隊に先立ち5/25に下見を行った結果、鈴鹿市肥田町交差点より松阪市小野江町交差点まででナタネの自生が目立つ区間を選抜しています。

関連会社様による、自主的な駆除活動も行われており、三重県の国道23号線に自生するナタネの数量は確実に減少傾向にあるものと思われます。

左下の表で、第5回(2009年)から今回までの抜取隊で駆除されたナタネの数の推移を表してみました。第8回は名古屋でCop-10が行われた直後の抜取隊(なぜか大幅に減少している)。

限られた人数での抜取隊となるため、四日市から松阪市までの国道23号線のすべてをカバーすることはできません。2012年5月の第11回では大幅に数が増加していますが、それまで、対象としなかった鈴鹿市『一ノ宮町北』以北四日市市『松泉町』でも抜取りを行ったためです。その区間だけでも636本のナタネが駆除されています。

この区間は道路わきの歩道が少なく、中央分離帯での作業に危険が伴うため、抜取隊の対象になっていません。依然として、多くのナタネが自生しているものと思われます。

2009年6月の第5回から15回までの抜取隊で抜取られたナタネの数の推移。第8回は2010年 Cop10の年
動画:15th 抜取隊


国土交通省河川国道事務所との会見をしました
中部の会では、抜取隊で現行おこなっている、中央分離帯のナタネ抜取作業を無くしてゆくための方策をさぐるため、去る5/29、四日市の三重河川国道事務所を訪問しました。

三重河川国道事務所道路管理課長他2名、津国道維持事務所所長他1名、四日市国道維持事務所所長他1名に対応いただきました。同席は中川正春国会議員秘書。中部の会からは斉藤、崎山、瀬口、高橋、村上、石川。関連企業より1名。

中部の会で行っているナタネ抜取隊の現状を説明。危険な中央分離帯での作業をなくして行きたい旨を伝えました。それに対し、「河川国道事務所としては、ナタネに特化した作業はできないが、分離帯のナタネについては河川国道事務所が抜くという方向にしてゆきたい」との意向を伺うことができました。

業者による除草作業は7、11月に行なっており、あらかじめ現場を下見したうえで、また住民からの要望にも応じながら安全と景観の維持を目的に行う。11月初旬には、伊勢駅伝に備え、2週間ほどの工期で除草を行う。分離帯の除草作業は交通の妨げにならないよう、規制を短く、コンパクトに行うよう努めているとのこと。

以前の会見の際にも伺いましたが、四日市の業者様にも、細々ながらナタネの抜取りを継続していただいているとの情報もいただきました。関連の業者様に深く感謝いたします。

とりあえず、中部の会では7月と11月(伊勢駅伝の前)に行なわれる除草作業に同行させていただくことに同意を頂ました。

中部の会からの申し出に対し、前向きな対応をいただくことができました。三重河川国道事務所様に対し、あらためて御礼申し上げます。