米農務省(USDA) は日本で発見されたスターリンクの出所を調査中

1月16日(火)  

記者:ランディ・ファビ

翻訳:山田勝巳

要約:村上 悠

 

USDA(米農務省)は火曜、スターリンクコーンのサンプルが日本向けのコーンからのものであったのか調査していると発表した。

日本の厚生労働省は月曜の夜、食品用のコーンとして12/25米輸出業者から送られたサンプルから、未承認のGMOが検出されたと発表した。同じサンプルがアメリカでは検出されていない。

この1ヶ月間でUSコーンのサンプルからスターリンクが検出されたのは2度目だ。このニュースでシカゴの穀物相場は、3月先物で3セント下がり$2.16−1/4になった。

USDAの海外農業サービスのティム・ガルビンは、「検査方法を調べているところだ」と言っている。

日本は、米コーンの最大輸入国で、先月食品や飼料用コーンにスターリンクが混入していないか、検査することに合意している。

サンプルを間違ったのか?

USDA担当者は、汚染が認められたサンプルは、日本向けコーンでなかった可能性もあり、また米国の検査法ではスターリンクの汚染を検出できなかった可能性も否定していない。

カンサス・ラボによると米側の検査キットの精度は95%。当初から100%の精度を出すのは非常に難しいと認識しているとガルビンは言う。

先月、日本はスターリンクタンパクであるCry9cをUSDA試験所からのサンプルから検出している。日本の担当者は、それが日本向けの荷のものであると勘違いした。カンサス・ラボは穀物検査、梱包、貯蔵管理部によって先月開設された。米はスターリンクのテスト方法を変える予定はないと言う。

「プログラムは上手くいっているので変える予定はない。」とイシ・シディキ米貿易アドバイザーは言う。

農水参事官の堺正樹は「スターリンク検査合意に変更を要請するつもりはない。状況は改善するでしょう。悪くはなりません。合意を完全に実行するにはそれなりに時間が掛かります。」という。

検査キットメーカーSDIの最高経営者アート・コックは、「GMコーン検査キットには問題はない。我々の検査は完璧です。」と言う。

Trait Bt9キットは、USDAと日本によって昨年の11月にスターリンク検査用として選ばれたものだ。

 

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