アメリカ国内種苗供給会社の1/4以上に未承認のバイオテクコーンの汚染

 

ワシントン発AP

2001年4月23日 >

 山田勝巳 訳

 

アメリカの政府筋によると、国内種苗供給会社の1/4以上が未承認のバイオテクコーンの汚染があったと回答している。 農務省はコーンの汚染種子が蒔かれることがないようにするため買い上げることにしているが、これまで281社中77社が買い取りを申請してきている。 「要は汚染種が植えられることの無いように買い取りプログラムを機能させるのが重要だ。」と農務省の広報担当ケビン・ヘーグロッツは話す。  

およそ68社はまだテスト中だが、おそらく汚染のあるものは大方出たのではないか、とアメリカ種子協会のアンジェラ・ダンズィは言う。種子が不足することはないとも話した。 検査は数年続く見込み。「種子業界と農務省は、Cry9Cが無くなるまでこの問題を監視し続ける。」という。 農務省の種子企業からの情報に基づいた推測では、種子用の4000万袋中にある汚染は、1%以下だろうとしている。  

農務省はこの買い取りにかかる税金は2000万ドルほどで、買い取り価格は35−50ドル/袋だろうという。 小売価格は75ドル/袋だ。

 

全米コーン生産者組合はスターリンク・フリーの証明のないものは使わないように警告を出している。またこぼれ種が発芽して種を着けないようにするよう注意した。

スターリンクの開発企業のアベンティスはEPAに食品として使えるよう暫定許可を申請しているが、EPAはコーン製品でアレルギーを起こしたと思われる報告についての調査結果待ちにしている。

 

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