スターリンクが他のコーン品種にも混入発覚
ロスアンゼルス・タイムス
2000年11月22日
メリンダ・フルマー記者
(抄訳)
人間の食用として認可されていないAventis社の「スターリンク」が、1998年に別のブランドのコーンに混入していたことが分かった。スターリンクの混入は農務省当局が予想した以上に広がっている。
問題のコーンはアイオワ州の種苗会社、ガースト社(Garst社)が1998年に販売したコーンで、すでに農家が栽培・収穫し、販売ルートにのって拡散したと思われる。1999年と2000年の種には混入はなかった。同社は自社ブランド以外にも、Aventis社からのライセンスで様々なコーンの種を製造・販売しているが、何故スターリンク以外の種子にスターリンクが混入したかは現在の所不明である。
Aventis社とGarst社はある農家から「スターリンクと無関係なコーンにもスターリンクの蛋白質Cry9Cが混入している」という指摘を受けて、いくつかの種子の分析を開始し、それぞれにスターリンクの混入を確認した。
「地球の友」のMark Helmは「我々が指摘してきたとおり、いったん瓶の外にでた遺伝子はコントロール出来ないことが証明された」と批判している。