日本向け食品用コーンにスターリンク発覚
2000年12月19日
東京発 ロイター
(抄訳)
アメリカから日本に向けて出荷直前の食品用コーンにスターリンクが混入していることを
日本の厚生省が発見した。
これは、日本向けの家畜飼料用コーンにスターリンクが混入していないことを確認するテストをする、というアメリカの提案に農水省が同意したわずか1日後の事である。
共同通信によれば、このサンプルは日米の取り決めに従い、アメリカのテストでネガテイブと判断されたコーンを再チェックのために日本に送られた5つサンプルの中に発見された。
厚生省はアメリカに対してこのサンプルがとられた1500トンのコーンの輸出を取りやめるように要請した。
この発見は、スターリンクのチェックによって日本への家畜飼料の輸出に拍車がかかるだろうと期待したアメリカの輸出業者にとって冷水を浴びせることになろう。農水省は月曜日(18日)、この発表と同時にアメリカ農務省がこのコーンの輸出業者と輸入業者がアベンテイス社に補償を求めるのを支持するだろう、と述べた。