スターリンクは分離したと主要種子会社が発表
サル・シュッフ、
Feedstuff、3月12日 ワシントン.DC
訳 山田勝巳
米農務省は、種子からスターリンクを取り除くために準備した2千万ドルは、主要な種子会社が自分達で検査して問題がないと伝えてきているので、小さな会社の分だけになり、費用が減る見込みと発表。
自主検査したのはGarst、Monsanto,Pioneer、
Hi-Bred の3社で、既に自社の品質管理の中で農務省の指針に従って実施済みで今年の種子供給には問題ないという。
モンサントは、自社の交配種は1月にスターリンク試験を行って、問題のないことをお客さんに伝えている。
ガースト社は、1月30日に検査が完了したと発表しており、既にGarst, Agripro, Gutwein/garst, PSA/Garstのブランド名で販売している。
パイオニア・ハイブレッド社は、一度もスターリンクの混じったものは売ったことがないが、農務省の指針が出る前に品質管理の一貫として検査を済ませており、わずかに検出したものは排除されたため政府からの買い戻し費用は必要ないと言う。
農務省の2千万ドルは種子全体の1%分の費用で、小さな種子会社の費用負担を減らすために設定したものだが、アメリカ種子貿易協会はCry9Cは1%以下に押さえたと自主申告してきた。
全米コーン生産者組合は、農務省の動きを歓迎する一方、生産者として購入種子が検査済みであることの確認とこぼれ種の処理をきちんとやるように指導しているという。
農務省の買い戻しはアベンティスには適用されない。 比較的影響が少なかったので量や値段には影響は出ないと農務省は言う。