専門家会議はバイオテクノロジーに対し、より強い規制を要望

 

ワシントン発(AP

1218日午後11

Philip Brasher 記者

(抄訳)

 

 USAEUの専門家委員会は昨日(月曜日)遺伝子組み換え食品に関し、表示義務を含むもっと強い規制を課すべきだと勧告した。

 

 科学者、農業者、消費者、産業界からなる20名の諮問委員会は「消費者は自分の食べ物を選ぶために情報を知る権利がある」と声明した。19頁からなる報告書で、「新たな遺伝物質を含む食物に関し、EUとアメリカは、納得できる表示義務を課すべきである」と述べている。

専門家委員会メンバーの一人、アメリカ食品政策研究所のCarol Tucker 陪審長によれば、この報告書では「基本的に現在我々がやっていることは不十分である」と述べた。勧告では

遺伝子組み換え作物がわずかでも検出されたら、表示すべきである、とした。

 

 クリントン政権はこの委員会の設置に合意はしたが、組み換え食品の表示義務化を主張する環境派や消費者グループの圧力には抵抗し続けてきた。

この春、FDAは新たな組み換え食品を市場に出す際は、当局と相談するよう要請したが、表示義務化は保証しない、としていた。代わりに、企業は自発的にバイオテク・フードか否かを表示するようにガイドラインを決める、といっていた。

 

 今回の報告書が来るべきブッシュ政権にFDAの立場を再検討するよう圧力となるように、批判派は期待している。

 

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