モンサントがラウンドアップシステムで大豆増収を保障
Pro
Farmer Ag.com
2000年7月31日
山田勝巳 訳
普通の大豆とラウンドアップ・レディ耐性大豆では、どちらが収量が多く、利益も上がるかについて相反する報告が出ている。この秋、モンサントは、一括プログラム(草の前処理(burndown)、ラウンドアップ・レディ大豆とラウンドアップ散布のセット)で2001年の収益を保障する。
モンサントの発表をそのまま引用します。
ラウンドアップ・レディ方式で最低収入が上がるという調査結果が出ている。だから、私達は最低収入保障をしようというわけです。このプランではラウンドアップ・レディ方式とそうでない従来の耕起除草と除草剤の組み合わせを比較してほしいのです。もし、ラウンドアップ・レディ方式が、従来の方式より同等かそれ以上の純益をもたらさなければ、モンサントは資格のある生産者に1万ドルまで払いましょう。
ラウンドアップ・レディ大豆方式は、次の3つの要素があります。
*前処理を除草耕起からラウンドアップ・ウルトラかラウンドアップ・ウルトラMAX 除草剤に変える事。 *特約店からラウンドアップ・レディ大豆を購入する事。
*ラウンド・アップブランドの除草剤を散布すること。
「農家はRR大豆にラウンドアップを散布して除草することが気に入っています。しかし、経済的利益は不耕起を含めた一括方式で得られたのです。最低収入保障(bottom-line booster guaranttee) で、保全耕起(consevation tillage)とラウンドアップ・レディ大豆があれば農家は失う物は一つもなく、得られるものばかりです。)とモンサントのマーケット担当のKurt
Rahe は言う。
モンサントの研究によると、不耕起大豆を畝間を狭めて作ると、畝間を拡げて作る従来の方法より平均でエーカー当たり16ドル増収になります。大豆を不耕起か保全耕起、そして前処理散布に秋に耕起を少なくすれば、時間とお金が節約でき、収量も広い畝幅の時と最低でも同じ位得られます。1000エーカーの農家だと不耕起で450時間と3500ガロンのディーゼル燃料が節約できます。これは週40時間が11回と1ガロン1.15ドルとして4000ドルの節約になるのです。
資格を得るためには、2000年10月15日までに、最低保障にどれだけの不耕起・保全耕起の面積とラウンドアップ・レディ大豆とそうでない大豆面積を2001年度に栽培するのかを、2000年度との比較を書き込んで申し込んで下さい。最低保障は、ミズーリ、バージニア、ニューメキシコ、オクラホマ、テキサスの一部郡を除けば殆どの平原地帯、中西部、東部の州で登録できます。詳しい内容と、資格要件、契約内容は最寄りのモンサント支店又は農業資材卸、又は1-800-ROUNDUPにお電話して下さい。