モンサントが農家を私立探偵を使って調査
CP Wire National
2000年
6月6日
サスカトゥーン
山田勝巳 訳
連邦裁判所民事法廷は、モンサントが除草剤耐性の種子を無許可で使った疑念がある農家を、私立探偵を使って調べ、私立探偵がサスカッチェワンのキャノーラ圃場に隣接する共用水路からサンプルを取ったと報告した。
モンサントはまた、サスカッチェワンでモンサントの種子を売っている会社に調査対象農家のコーンサンプルを供給するように説得した。フンボルト製粉所の前所長Garry Pappenfootは1998年の4月にシュマイザーの種をモンサントに渡したと言っている。
モンサントのCraig Evansカナダ所長は、我が社の種が適切に使われていることを確認するために第3者からのサンプルを使うことはしたくないのだが、シュマイザーは協力を拒んだ。「出かけてサンプルなど取りたくはない。疑いがあるときは農家と話し合って解決したい。」という。
会社は私立探偵を雇って1997年シュマイザーの農場のすぐ外でサンプルを取った。その後測量士を雇ってサンプルが共用地からのものであることを確認した。この探偵は間違いなく共用地から取ったかは確信が持てなかったが、測量の結果に力づけられた。「測量用の杭が立っているのを一度見たが、その位置からしてシュマイザーさんの土地に入っていない自信がある。」という。
モンサント従業員Rob Chomynは、会社のフリーダイヤル回線でシュマイザーには誰かが知らせたと証言している。