アベンティスとモンサントがオーストラリアのGM規制を無視

 

アンドリュー・ダービィ 

シドニー・モーニング・ヘラルド 2001年4月9日 

要約  山田勝巳

 

連邦政府の厚生大臣ウールドリッジは、アベンティスとモンサントがタスマニアにある21カ所のキャノーラ圃場で再発芽をさせたのはオーストラリア政府による規制の「全くの無視だ」と非難した。この圃場の場所についてはまだ明らかにされていない。アベンティスが18圃場、モンサントが3圃場の違反である。   タスマニアは、GMフリー州として昨年7月から1年間はGM作物の栽培は停止されていた。

ウールドリッジは、「今年6月に新しくより厳格な法律ができて、このような見下したような行動はとれなくなるのを心待ちしている」と語る。

州政府の圃場公表の計画は法的理由により破棄され、その代わり圃場の10km圏内の人々には知らせるサービスを行うことになった。タスマニア政府は、州の植物防疫法でGM作物が禁止雑草となっているので 告発を検討しているがまだ手続きはされていない。タスマニアの第1次産業大臣ディビッド・リウェリン氏は、連邦政府のこの問題の取り扱いが庇護的・贔屓的で不快だと語っている。

 

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