III. ラウンドアップ・レデイ大豆の安全性に関する結論(日本語)
 
(以下枠内はデータと違う虚偽の結論)
 
1996年2月に厚生省から発表された組み換えDNA技術応用食品・食品添加物の安全性評価指針は「組み換え体そのものを食する生産物にあっては、組み換え体が種子植物の場合に適合すること」とし、既存のものと同一とみなし得る場合に限定し、組み換え体を食する場合に必要な安全性評価項目を示している。  (中略)
大豆に含まれる天然の有害生理活性物質であるトリプシンインヒビター、レクチン、フィトステロール、スタキオース、ラフィノースやフィチン酸についても測定を行ったが、親品種との間に有意な差は認められなかった。さらに加熱脱脂大豆や生大豆種子を飼料にしてラット、鶏、乳牛、ナマズ及びウズラの飼育試験を行ったが、RRS40-3-2系統の飼料効率は親品種と比べて差がなかった。
モンサント社は現在市場で売られている大豆品種A5403とこれを母体とするRRS40-3-2系統を用いて、両者の間に有為な差異ががない事を証明するために、分析及び試験を行った。1400以上の分析結果を検討した結果、RRS40-3-2系統はグルホサートに対する感受性以外は、親品種A5403や現在市販されている大豆品種との間に有意な差異を認めなかった。RRS40-3-2系統中の蛋白質、炭水化物、油分、繊維質、配分、アミノ酸及び脂肪酸などの主要な栄養素の組成および、変動幅は親品種又は従来の大豆について文献に報告されている範囲内であった。
RRS40-3-2系統に発現している唯一の新しい蛋白質はCP4EPSPSであるが、本蛋白質自体の安全性についても詳細な検討を行った。 CP4EPSPSは食品中すでに存在している植物や微生物由来のEPSPSと機能上重要なアミノ酸残基を共有しており、同一の機能を有する。
EPSPSは植物体中の芳香族アミノ酸の生合成に関与する酵素である。CP4EPSPSの機能が親品種や従来の大豆品種と同一であることは、この芳香族アミノ酸生合成経路で生産されるトリプトファン、チロシン、フェニルアラニンのレベルについて、RRS40−3−2系統と親品種及び従来の大豆品種との間で有意な差が認められなかったあことからも明らかである。
また、CP4EPSPSのアミノ酸配列を既存の3つの蛋白質データベースに登録されている1935の既知の毒素と比較したが、有意な相同性は認められなかった。また、CP4EPSPSは人工胃液中で急速に消化され、哺乳動物の消火器官から吸収される可能性は極めて低いと考えられた。CP4EPSPSに毒性の無いことを確認するため、念のためマウスを用いて急性強制経口投与試験を行ったが、何ら有害な影響は認められなかった。

最後に、CP4EPSPSがアレルギー誘発性を持つ可能性について検討するために、CP4EPSPSと既知アレルゲンについて、物理化学的、生化学的特性の比較を行った。

CP4EPSPSは消化や熱処理に対して不安定であるなど、既知アレルゲンについて知られている物理化学的特性を持っていないこと、また既知アレルゲンと免疫学的に意義のある構造相同性を持たないことを確認した。

 

以上の知見から、ラウンドアップ・レデイ大豆(RRS)は既存の大豆と同等の物であり、安全性についても同程度であると結論された。



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