カナダで遺伝子組換えのカノーラ・ナタネの作付け面積が減少
ナチュラル・ロウ・パーテイWESSEXより
抄訳 河田昌東
1)2001年4月18日開かれた英国ノーウィッチの東アングリアの大学での討論会「2020年に世界を養うか、あるいはだますのか」より。
「事実上、2000年にはじめてカナダにおけるカノーラ・ナタネの落ち込みがあったのを見れば、遺伝子組換えカノーラのカナダにおける作付けレベルは今年はかなり減少するのではないか・・・・。現在これらの製品販売マーケットが減ったので、カナダの農家の多くは在来種に切り替えている・・・。」とイギリス・モンサントのBernard
Marantellは語った。
2) Farming News 18.5.2001 より:
「non-GMOオイルへの需要増はイギリスの農家に有利になっている」
ヨーロッパがnon-GMOのカノーラ・オイルを求めているので、イギリスの農家は最終的には配当を得ている・・・・。最新のカナダからの報告に助けられ、出荷されたナタネの価格はトンあたり148ポンドは堅いように見える。
カナダでのカノーラ・ナタネの作付けは昨年より23パーセント下がり、収穫見積りは昨年の710万トンに比べて今年は550万トンだろう。 『それはまったくEUのカノーラ・ナタネの価格への影響がある重要な収量低下だ』とイギリスの穀物当局のDadd氏が語った。
3)ナチュラル・ロウ・パーテイWESSEXのコメント:
これらの数字は、同様な理由による米国のGMトウモロコシの作付け低下につながっている。 他家受粉の問題などで、カナダでは非GMカノーラ・ナタネまで次第に市場性を失っている。その結果、農家はGMカノーラだけでなく、在来種カノーラまでも作付け面積を減らしていることがこれらの数字は示している。
GMはカナダのカノーラ・セクタを破壊している。