"ミネソタ大学がGM魚の影響研究"
ディーン・モリソン
EurekAlert.org
11月1日
ミネアポリス・セントポール−ミネソタ大学、社会・経済・生態持続性研究室(ISEES)に対するアメリカ国際開発局(AID)からの$425,000の助成金は、タイの研究者、役人、環境リーダーがGM生物の環境安全性を評価し管理する能力を養成する目的で4年越しの研究である。
アジアに於ける主要な食糧であり、世界中で養殖されているティラピアで成長促進の組み換えを施されたGM魚が導入された場合の生物多様性に与える影響を調査する。
この研究を担当するアン・カパスチンスキ漁業・保全生物学教授は、タイ政府から、そのような魚を導入することは危険評価のデータがないことやGM生命体を評価・管理する能力がないので受けられないと何度か断られている。ティラピアは、この地域には棲息しないのだが、養殖場から逃げ出して野生化したものがいる。
このプロジェクトは、GM魚から自然魚への遺伝子の伝達可能性を測定し、GM魚を放った場合の他の魚の群に対する影響を調査する。また、タイや隣接国のGM生命体の科学的リスク評価技術と安全設計と管理技術を向上するのが目的。
「このバイテク管理研究は国内外からの関心が寄せられている。AID助成金は、院生指導、その他の国際的規模のバイオセーフティ研究を促進するし、タイが生命工学とバイオセーフティの領域で、科学的管理の専門技術や情報を持つ地域のリーダーとしての役割を向上できる。」とカパスチンスキは話す。
連絡先:Anne Kapuscinski
612-624-7723
Deane Morrison
University News Service
612-624-2346